【北アフリカの旅】アルジェリア~⑤~

アフリカ

今日はジェミラに行きます。
ジェミラは、コンスタンティーヌの近郊にある、古代ローマ遺跡です。
ティムガットよりこじんまりしています。
ティムガットは平地にありますが、ジェミラは丘陵にあります。

ホテルで車をチャーターし、行きました。
アルジェリアのイメージとは思えない、草原の道を行きます。

ジェミラ入場:

この遺跡は入場が厳しく、入場券を買うと同時に、パスポートを差し出しました。
彼らは、パスポート番号を控えていました。

遺跡に入る前に緑の多い公園らしきものがありました。

ブロック塀:

ブロック塀があります。
ブロックはコンクリートで固定されています。
古代ローマで使用されたコンクリートはローマンコンクリートと呼ばれ、現代のコンクリートと比べ、
成分が異なり、より長持ちするそうです。

但し、古代ローマでは鉄筋の使用はありませんでした。

護衛:

入場して間もなく、男性二人がすこし距離を置いて、私の後に続きます。
この二人、遺跡を見るでもなく、少し変でした。

そして、なんとなく、この二人と合流してしまいました。

この二人は私を守る警備員でした。外国人観光客には警備員がつくようです。
誰が私を襲うのかと思いました。

そう言えば、高い旅行費用を提示した現地旅行社からのメイルで、我々は海外旅行者を守る義務があると言っていました。
ここでは、この警備員の対応がそれだったのかもしれません。

一人旅の旅行者に二人の警備員は、以前のアリジェリアの地方の日本の会社が武装集団に襲われたことの対策と思えました。

合流した後、会話が始まりました。
子供はいるのか、何歳なんだなどの、日常会話をしました。

そして、無料ガイドをしてくれました。

古代都市の境界線のようです。でも、壁の高さはそれ程ありません。
小山の頂上にあるため、頑強な壁は必要なかったのかも知れません。

劇場:

劇場もあります。

共同トイレ跡:

これは共同トイレ跡です。仕切りはありませんが崩壊したのでしょうか。水洗のような作りです。

間隔が狭く、隣の人と接しそうです。等間隔ではないので子供用も?

住居跡:

古代ローマの住居は狭く感じます。

室内の床はタイルの装飾です。

博物館:

隣接する博物館がありました。

その中に手術用の青銅製メスがありました。
18世紀の新井白石の解体新書の数1000年前のお話です。

自転車競技:

帰り道、ホテル近くは車が渋滞していました。運転手がイライラしています。

一般道で自転車競技です。目的地のホテルの手前で降車しました。

ATM:

手持ちのアルジェリア通貨が少なくなってきました。
カードでキャッシングしようと思いましたが、宿泊したホテルにはATMがありません。
このホテルの隣は、より大きなホテルでした。そのホテルに行きました。
ATMがありましたが、電源が入っていません。従業員に電源を入れてもらいました。

ATM立ち上げに5分以上かかりました。やっと立ち上がりましたが、サービス中止の表示が出ました。

 「あれー」

フロントに聞くと、
「通貨交換であれば、ホテルの前に通貨交換をできる人がいます。心配はいりません。」

「ブラックマーケットか」

 明日は首都のアルジェ空港です。空港で現地通貨を入手することにしました。

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