【中東・ヨーロッパの旅】レバノン・トルコ・ギリシャ編~⑫~

ギリシャ

衛兵交代:

今日はアテネ市内観光です。
衛兵の交代、リカヴィトスの丘、キクラデス博物館、ビザンティン博物館、マーケットと
翌日の市内散策です。

無名戦士の墓が隣接する国会議事堂、ここで衛兵の交代があります。

最初は楽隊です。

数10人の衣装をまとった衛兵が足を上げ、ゆっくりとした動作で行進します。

古代ギリシャのギリシャ人兵隊はプレミアがついていたらしい。
古代ギリシャ時代に傭兵、いわゆる外人部隊が存在し、ギリシャの敵国も採用した。
その給料が他国兵士より高かった。

オリンピック。これは軍人たちがスキルを見せるための場であった。
このようにして軍人たちはスキルアップに余念がなかった。

近くで、シリア難民が訴えていました。ギリシャは経済混乱に加えて、難民。大変です。

リカヴィトスの丘:

パルテノン神殿から見えた小高い山、リカヴィトスの丘です。
写真はパルテノン宮殿から望むリカヴィトスの丘です。

山頂へのケーブルカーがありますが、その駅まで結構な階段があります。

山頂には小さなギリシャ正教教会がありました。

山頂から、パルテノン神殿以上にアテネ市街が一望できます。

キクラデス博物館:

ギリシャ文明の前の文明であるエーゲ文明の1つにキクラデス文明があります。 

この文明はギリシャとトルコ間の、クレタ島に近いエーゲ海に浮かぶ、200以上の小さな島々であるキクラデス諸島に起こった、紀元前3000~2000前の文明です。クレタ、ミノア文明に先立ちます。

ミロのビーナスは、キクラデス諸島のミロス島で発見されました。
ミロのビーナスは年代的には、ギリシャ文明となります。

エーゲ文明からギリシャ文明へ、進化を見ることは出来ます。
日本的に言えば、エーゲ時代、ギリシャ時代と位置づけると理解しやすいような気がします。

キクラデス文明の遺物を集めたのがキクラデス博物館です。

ビザンティン博物館:

ギリシャの多様性には驚きます。
古代ギリシャから、異民族の古代ローマ帝国に。
古代ローマ帝国は分裂し、東ローマ帝国であるキリスト教国のビザンティン帝国。
その後、イスラム教国である、異民族のオスマントルコの支配となります。

異民族、異なる宗教を経験しています。
ビザンティン帝国時代の遺品を展示している、ビザンティン博物館があります。
イスラム教国の長い支配を受けましたが、その遺品はしっかりと残っていました。

夕方になりました。博物館に入ろうとするとチケット売り場が閉まっているようでした。
別の扉が開いていたので、覗き込みました。すると、そこは出口でした。

聞くと、閉館時間までには時間があるが、入館時は過ぎた。明日来ればよいと言いました。

明日は、日本に戻ると言うと、中年の係員男性がさっさと中に入れと手を振りました。 

出口からの入館です。感謝です。しかも、入場料を払いませんでした。

館内には、キリスト教の素晴らしい宗教画がたくさんありました。
ギリシャのキリスト教はギリシャ正教ですので、西欧の教会の宗教画とは異なります。
独特の雰囲気を醸し出していました。
イスラム教国に長年支配されていましたが、残っていてよかった。

食料品マーケット:

博物館を後にして、ホテル近くのマーケットに行きました。
肉、魚貝類、豚足など品だくさんです。

夕食:

この旅行の最後の夕食です。トマト風味のムール貝。今回の旅行の中で最もおいしかった。

帰国前の市内散策:ギリシャ正教教会と遺跡からのパルテノン

今日、アテネ空港14時15分発、フランクフルト経由で帰国です。

少し時間があったので、市内観光です。

街のあちらこちらに小さなギリシャ正教の教会です。
西欧のカトリック教会と比べ、大きさだけでなく、質素です。
長い間、ギリシャを支配したイスラム教国のオスマントルコはギリシャ正教を社会に組み込みました。

古代ギリシャの遺跡はアテネ市内の至る所にありました。
そこからはパルテノン神殿を望むことができます。

遺跡のとろろどころにある緑では鳥たちが戯れていました。

帰国のアテネ空港発フランクフルト行きのフライトから、観光したコリントスのあるペロポネス半島を見ることができました。

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