概要:
洛陽から新幹線で3.5時間、天水市に到着しました。
駅で切符とパスポートをかざし、新幹線に乗ります。
天水の市場は果物が一杯。
イスラム教の食堂「清真」がありました。
バスで麦積石窟へ。
麦積石窟にはユーモラスな顔?仏像、莫高窟の仏像と似ている仏像が岩の絶壁にありました。
仏像の多くは、仏像を中心にそれを囲む菩薩像たち、形相の僧もいました。
洛陽から天水へ高鉄で:
次の麦積石窟は洛陽から新幹線で3.5Hrの天水市近くにあります。
洛陽の新幹線駅は在来線とは異なり、洛陽龍門駅です。
ホテルのチェックアウトは、何もないのに時間が掛かります。
ホテルの近くでタクシーを拾いました。
新幹線駅名(洛陽龍門駅)のメモを見せると、運ちゃんは携帯の中国簡単体で「高鉄龍門駅」かと、聞き返してきます。
そうだろうと、OKします。
途中から高速道路のような道を走り、6時15分に駅に到着しました。
洛陽龍門駅は立派です。中国の新幹線駅はどこも立派な駅です。

丁度、日出時間でした。

駅構内の列車の発着掲示板です。

列車乗車:
乗る列車は、7時30分発の始発です。
プラットホームはまだ開いていませんでした。
6時45分に駅が開きました。
切符売り場窓口で、列車のネット予約番号とパスポートを提示し、切符を受け取ります。
地元の乗客のほとんどが切符自販機に向かったので、時間もかからず、切符を入手できました。
外人専用入り口で切符とパスポートを提示し、駅構内に入ります。
ここからが、日本と異なる乗車方法でした。
改札は列車出発間際の20分前です。
改札は自動ですが、地元の人は切符と同時にIDカードをかざします。
私の場合、IDカードとして、パスポートをかざしました。
OKでした。無事通過しました。
列車はきれいです。

一等席でしたが、前の乗客のごみがありました。
西安の近くになると、携帯でGoogleが使えました。
携帯のSIMは、海外ローミングをするので、中国であってもGoogleが使える触れ込みであったが、この時はその通りに機能しました。
でも、その後は全く機能しませんでした。
天水南駅に到着:
時刻通り、天水南駅に到着しました。

あたりを見回すと、バス停もなく、タクシーでホテルに向かいました。
ホテルの名前は、ドンファンホテル。
日本では、イメージ悪い名前ですが、「東方」の中国発音を日本語にすると、こうなるようです。
中年女性のフロントでしたが、洛陽のホテルとは異なり、素っ気ない中国人の対応でした。

天水市:
長江と黄河が同時方向に流れる天水市は水が豊かで、5000年以上の歴史があると言います。


黄河支流に架かる橋には、夕暮れになると露店が並びます。

市場:
ホテルは町の中心地にありました。
近くには市場がありました。
市場ではみずみずしい果物などが山積みでした。



路上にはブドウ、クルミ売りがいました。

清真食堂:
天水市はイスラム教の姿を見ることができます。
食堂の看板に「清真」と記しているのはイスラム教に従った食事ができると言うことです。

厨房は中国そのものです。

ここでも麵でしたが飽きません。

麦積石窟へバスで:
ホテルの小さいレストランでバイキング形式の朝食でした。
7時頃でしたが、客は私一人でした。
食事していると、ホテルのおばちゃんからワンタンスープの差し入れ?がありました。
今日は、4世紀かが造営が始まったと言わる、石窟数194の麦積石窟に行きます。
麦積石窟はホテル近くのバス停から約1時間です。
料金は75円でした。
バス料金は15円が通常ですので、75円はそれだけ遠くまで行くと言うことです。
舗装道路はすぐに、工事中の道になりました。
片側3車線の道路を作るようです。
片側を工事しているので、他方の片側を車が行き来します。
従って、道路の通行方向表示と反対向きに走ることもあります。
そのうちに道路は土道になります。
小雨であり、道に水たまりができていました。
車は左側、右側の区別なく、対面する車を見て、水たまりをよけて走ります。

バスのすれ違いです。

終点が麦積石窟入り口です。

入場券を購入し、ゲートをくぐります。

そこで、別料金を払い、2~3Kmを電気カートで行きます。
麦積石窟:

電気カートを降りて、歩きます。
写真スポットがありました。
小雨だったので雰囲気があります。



周囲の山は木々で覆われていますが、石仏のあるところだけは、岩肌がむき出しになっています。
霧がかかっている石仏は人間味のある、ちょっととぼけたような、ユーモラスな顔をしていました。
入り口までの道には出店が並んでいます。
お坊さんもいました。
完全に観光化されていなくて、良かった。

入り口に着きました。ここから、別の大きな石仏を見ることができました。

この石仏の表情も人間味がありました。

入場券の改札後、急な階段を登ります。


大きな石仏は、やはり遠くから見るものです。

人間大の小さい塑像もたくさんあります。
ここで携帯カメラが威力を発揮します。
石窟のほとんどはその前面に保護金網があります。
一眼レフ、デジカメはレンズが金網の目より大きく、金網越しの内部をうまくとることができません。 しかし、携帯カメラのレンズの大きさは、この金網の目の大きさより、小さかったのです。
携帯カメラのレンズを金網の目に置くことにより、金網を気にすることなく、写真を撮ることができました。

表情も様々です。
まだ、塑像に色が残っています。
かなり鮮やかだったようです。



ハイライトの1つは、塑像が立ち並ぶ通りです。
ここには金網はありません。



お坊さんの従者もいました。

塑像はその衣服から男性のようですが、その表情は性別を離れ、魅了します。

目を見開いた仁王様?もいました。

振り返ると、霧のかかった山々がありました。

夕食:
天水での夕食は麺でした。
大きな器から秘伝?の辛味をお好みに合わせ、トッピングします。


次回は蘭州の濁流黄河にある柄霊寺石窟です。
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