中国・4大石窟巡り(3)洛陽・白馬寺・洛陽博物館・旧市街

アジア

概要:

龍門石窟からタクシーで中国最古の仏教寺の白馬寺へ。
空海も白馬寺に行きました。
空海の銅像がありました。
多くはありませんでしたがお寺を参拝する人がいました。
その後、洛陽博物館に行きました。
洛陽は時代の首都だったこともあり、多様な展示物が沢山ありました。
漢人ではない、風貌の異なる像もありました。
当時の活況が分かります。
城壁に囲まれた旧市街は下町のような当時の姿でした。

白馬寺と空海像:

龍門石窟をたバス停を探すのも面倒な気分となり、タクシーで白馬寺に移動しました。
タクシーは冷房が効いていて、助かりました。
約1時間、750円でした。
白馬寺は西暦68年に建立された、中国最古のお寺です。
その起源は、当時の中国皇帝が仏教の夢を見て、仏典の入手を指示しました。
使者はガンダーラ地方に行ったとみられていますが、仏典とインドの高僧を連れ、3年後、白馬と共に戻ったと言います。
それで、寺名が白馬寺になったと言われています。
入唐し、仏教(密教)を学ぶため西安(当時の長安)向かった空海は白馬寺に立ち寄ったそうです。
空海は密教の後継者となり帰国しました。
近年、空海像が建立されました。

白馬寺の門です。

白馬寺建立当時、大きな建築物があったらしいのですがその後の戦火で焼失したと言います。
入り口は小さい門構えは、敵の侵入を防いでいるような気がします。

境内にはお線香台、本堂があります。
多くの人は門前の商店でお線香を買い、焼香していました。

日中友好として、建立された空海像があります。

ここに立ち寄った空海は、西安で2つの密教の後継者二人の一人として、認定されます。
他の一人は若くして、他界したので実質的に後継者となったのは空海のみでした。
短期間で日本人の空海を後継者に認定したこと、その後の空海の日本での活躍を見ると、その判断のすごさには驚きます。  
お堂では僧侶を最前列にお経をあげていました。

洛陽での食事:

今日は洛陽の最終日です。
朝食はホテル近くの食堂で、お粥と肉まんを頂きました。
料金は100円。

洛陽博物館:

ホテルフロントでバスでの行き方を聞きました。
ホテル近くのバス停から9駅目のバス停で降車しました。
バス料金15円です。
博物館は立派な建物でした。
入場料は無料でした。

展示品の小さな塑像は中国人ではない、西域人も多く、その表情の豊かさに驚きました。
活気を感じます。

城壁に囲まれた旧市街:

路線バスで旧市街に向かいます。
旧市街は城壁に囲まれています。
シニア割料金で城壁を登り見学します。

ヨーロッパの中世都市に似ています。
街全体が城壁の中に入っています。
門は2重です。
あの万里の長城がありながら、この備えです。
敵への備えは厳重です。

車が通れない、昔の道路の両側に人家です。

近代的ビルが遠くに見えます。

城内のいろいろなお店:

城内に入ります。
そこにはいろいろな商店がありました。

虫も売っていました。

昔ながらの中国服(チャイナドレスではない)の若い女性:

そして、チャイナドレスではない、より歴史を持つ中国服をまとった、若い女性に出会いました。
映画で見るスリットのあるチャイナドレスは清時代の満州族に由来するらしい。


次の訪問地の天水で古来中国服の記念撮影の看板がありました。

旧市街から、バスでホテルに戻ります。
中国のバスは意外と乗りやすい。
料金は1元(15円)で、現金払い、カード払いと携帯払いがあります。
釣銭は出ないようです。

駅名は地名が入っているので、自分の降車地名が分かると便利です。
車内での次の停車駅の通告は音声のみです。
聞き取れません。
バスの中からバス停の駅名表示(全駅の表示のある)を見ることのできる、前方座席に座ると簡単に駅を確認できます。
そして、バス停の場所を聞く場合、中国のバス路線名である、例えば「12路」のメモを見せると相手に伝わりやすいこのが分かりました。

夕食:

洛陽の最後の夕食はやはり麵でした。

次の訪問地は天水(麦積石窟)です。

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