概要:
北京経由で中国・4大石窟巡りです。
雲崗石窟、龍門石窟、麦積石窟と炳霊寺石窟を巡ります。
場所は洛陽、天水、蘭州と大同です。
これに敦煌・莫高窟を加えると5大石窟となります。
莫高窟は既に巡っています。
ここでは旅の計画から北京までのお話です。2019.08.
旅の目的:
インドで興った仏教は、シルクロードを通り中国に伝播しました。
当時、後漢の皇帝により、中国最古のお寺が建立(西暦68年、弥生時代)されました。
洛陽の白馬寺です。
その後、多数の仏教関連の建築物が建てられました。
石窟がその1つの形態です。
中国には5大石窟があります。
莫高窟、雲崗石窟、龍門石窟、麦積石窟、炳霊寺石窟です。
以前の旅で、お釈迦様に関わる遺跡、インドの仏教石窟と莫高窟を訪ねています。
今回は、莫高窟を除く、中国にある4つの石窟を巡ることにしました。
旅の計画と準備:
4つの石窟は中国地方都市近郊にあり、4都市(洛陽、天水、蘭州、大同)に行く必要があります。
最近の中国の旅行サイト(日本語)は非常に使いやすいです。
このサイトで、フライト、列車切符、ホテルの予約ができます。
民泊も検討しましたが、中国の民泊は近代的な住宅であり、民泊の醍醐味がありません。
そして、目的地の行き方の情報を日本でほとんど入手できず、情報入手はホテルがベストです。
このサイトの中国国内のホテルのラインナップは他のサイトよりかなり充実しています。
ちょっと昔の長距離バスの移動が、高鉄、日本で言う新幹線でできます。
高鉄はゆうに200Km/Hrを超えて、走ります。
列車切符の予約をこのサイトですると、予約番号を知らせてきます。
駅窓口に予約番号を提示し、切符を入手します。
当初、フライトは安全を見て、休暇を1日プラスし、直接中国に入ることにしました。
中国国内で、2フライト、2列車を使用しました。
地方都市は英語がほとんど使えません。
中国漢字は日本漢字と似ていて、その意味はうっすらと理解できる場合があります。
でも、その発音は全く異なります。
今回、会話翻訳ソフトを携帯にインストールしました。
旅行ルートは、羽田・北京、洛陽、天水、蘭州、大同、上海・羽田になりました。
中国入国:
羽田発8時30分のフライトにチェックインしました。
3つのチェックインカウンターがありましたが、2つはビジネスクラス優先です。
1人当たりの処理時間がとても長く、1時間以上かかりました。
今回は、帰りのフライトチケットの確認がありました。
15日を超える中国観光旅行はビザが必要です(当時)。
その確認のようです。
11時20分、予定通り北京空港に到着しました。

北京空港は雨でした。
機体からバスで空港ビルまで数10mの移動ですが、必要な人には薄手の黄色いビニール雨がっぱの支給がありました。
これは重宝と、そのまま携行し旅に備えました。
入国審査はこれまでより、厳しかった。
入国審査を受ける前に、券売機のような機械で、パスポートと全指をパネルにかざします。
すると、「OK」と記載されたレシートのようなものが出てきます。
これを持って、入国審査を受ける。
ここでまた、左手4指をパネルにかざし、顔の写真を撮られる。
最初のチェックの意味がよく分かりません。
このパスポートでの中国入国は2回目であり、1回目の時も指をかざし、顔の写真を撮られていますが。手荷物を受け取り、インフォセンターでホテルの行き方を聞きました。
ホテルは空港近郊です。
インフォセンターの女性は、ホテルに電話してくれました。
ホテルの白い送迎バスが、地下パーキングB12から20-30分後に出ると言う。
地下パーキングの車はベンツ、BMWなどの外車ばかりである。B12は100mもない通路でした。
B12通路に白いバスはなく、通路を行ったり来たりした。
時間がたってもバスは来ません。
ふと、隣のレーンを見ると、白い小型バスが通路に止まっていました。
そこはB13レーンでした。
ホテルにチェックインしました。
VISAカードを使い、支払いました。
今回の旅行でVISAカードを使えたホテルはここだけでした。
早速、携帯のSIM取り換え、作動確認です。
LINEが発信できました。
通常、中国ではLINEは使用できません。
中国人はWECHATと言う、中国版LINEを使います。
使ったSIMは海外ローミングをして、LINEが使えるようになると、説明していました。
しかし、今回の旅行でLINEは2回しか発信できませんでした。
アプリで会話:
時間は14時でした。
故宮にいけるか、フロントに聞きます。
フロントとは会話翻訳アプリで会話です。
16時に閉まる、故宮入場切符売り場にタクシーを使えば、間に合いそうです。
20-30分後にタクシーが来ると言います。
小さなホテルのロビーでタクシーを待ちます。
外を見ると、タクシーが溢れていました。
ここは、タクシー会社のタクシーの駐車場のようです。
タクシーがホテルの前に止まりました。
フロントに聞くと、呼んでくれたタクシーではありませんでした。
フロントは急ぎであれば、そのタクシーに乗ってもいいと言います。
故宮からの帰りは、地下鉄を使おうと思い、フロントに聞きました。
2回の乗り換えが必要と言います。
乗換駅をメモしてもらいました。
故宮:
タクシーは快調に高速を走りますが、北京市内に入ると交通渋滞です。
でも、16時の切符販売締め切り時間は間に合いそうです。
故宮の門の前で降ろされました。

門の係員に切符販売所の場所を聞くと、ここではなく、別のところと言います。
10分ほど歩き、切符売り場に着きました。
故宮の2元(30円)の入場券は入手できましたが、故宮博物館の入場券は「没有:ない」でした。


故宮は威厳のある建物でしたが、観光客も少なく、何かさびれていました。

天安門広場に向かいます。

毛沢東の大きな肖像画のある、天安門は人で一杯でした。
皆さん記念撮影をしています。
天安門をバックに、中国国旗を持って写真撮影するのがパターンのようです。
地下鉄で帰路:
さて、地下鉄で帰路に着きます。

地下鉄の駅前に駅への入退場者を分ける100m位のフェンスがあります。
切符売り場は、自動券売機もありましたが、窓口にすごい人で行列ができています。
乗換駅まで、4元(60円)で切符はクレジットカード大のしっかりしたものでした。
再使用するのでしょう。
地下鉄は混んでいました。
吊り革に捕まり、立っていました。
しばらくすると、私の肩を叩く青年がいました。
立っている青年の前の空いた席を指しました。
日本での中国人マナーの評判からは考えられないかも知れません。
次の駅で降りるので、お断りしましたが、これは中国人の通常だと思います。
乗りかえ駅から空港までの料金は25元(375円)。
この路線は地上も走り、そこから見える道路は渋滞していました。
空港にホテルの送迎バスの発着所があり、ここからバスに乗りました。
このバス発着場は地下ではなく、到着ロビー前でした。
次は洛陽・龍門石窟です。
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