概要:
フェズからカサフランカに移動しました。
カサブランカ駅から民泊へのタクシーにボッタくられました。
シープフェスティバルの残骸が残るカサフランカ。
ハッサン2世モスクの美しさに圧倒されました。
フェズからカサブランカへ:
今日は最後の訪問都市、モロッコの首都カサブランカに移動です。
昨日のタクシーの運ちゃんは、明日はシープ・フェスティバルで交通機関がストップすると言っていました。
朝はいつもの通り散歩です。タクシーの確認もしよう。
旧市街のメインロードは、同じ方向に歩く、小さなカーペットをもった人々でごった返していました。興味深げに、立ち止まって見ていました。立ち止まっているのは私だけです。
すると、老人が「何かあったのか」と聞いてきました。
私が、人々を指すと、「お祈りだ」と老人は言います。
そうか、今日は金曜日、イスラムの休日だ。小さいカーペットはお祈りの時、下に敷くようです。
ゲートまで行き、タクシーが数台止まっていたので、フェズ駅への移動は何とかなるだろう。
民泊で朝食を済ませ、早めにでました。
タクシーを拾うため、旧市街のタクシーの往来が頻繁な場所に行きました。
タクシーは来るのですが、行き先を言うと、断られました。
タクシーを待っているような、30歳くらいの欧米白人男性に、ここはタクシーを拾うのに最適かと聞きました。
男性は、「I hope so」言います。
これではと、城壁門外のタクシーが止まっている場所に移動しようとしました。
すると、男性はタクシーを拾える良い場所を知っているのかと聞き返してきました。
城壁門前に止まっている、客待ちしているようなタクシーに行き先を言うと、断られました。
駅に行きたいなら、反対車線で拾えと言う。
反対車線に行きました。
手を上げて、止まったタクシーは、既に女性の乗客が1人乗っていましたが、乗車できました。
ネットの情報で、8時50分発のカサブランカ行き列車があるはずでしたが、この日はこの列車はなく、10時30分発の1等車に乗車しました。
1等車は6人の小部屋となっていました。
モロッコ鉄道の切符に行き先が書いてあるのですが、この字の大きさは1~2ミリです。
モロッコ人は目が良いのでしょうか?
途中、ここでは珍しい、光沢スーツの35歳くらいの男性が乗ってきました。
チャラそうと思いましたが、バックからタブレットを持ち出し、自分の出したごみは持ち帰りました。そのしぐさはビジネスマンでした。
カサブランカ着:
カサブランカ駅に着きました。
改札を通った時、日本人学生が声を掛けてきました。
「500円恵んでくれませんか。」
「クレジットカードで現金を降ろすことはできないのか」
「クレジットカードは、今、停止させています。空港まで行きたいのです。」
大胆な、旅行をする大学生でした。
カサブランカ駅から民泊への移動は、民泊オーナーの勧めを受け入れタクシーにします。
民泊と連絡と取り、タクシーを降りたところで、民泊受付と待ち合わせの手ハズです。
駅前でタクシー運ちゃんが客引きをします。運ちゃんに民泊の住所を見せると、OKと言います。
そして、民泊への電話を頼みます。
電話番号を書いた紙片を運ちゃんに渡すと、そばにいた、年配の男性が紙片を取り上げ、運ちゃんにアラブ語で電話番号を読み上げます。
2度目のコールで繋がりました。
タクシーの車体には、タクシー会社の社名と番号が書いてあり、安心していました。
ここまでは良かった。
乗車して間もなく、タクシー料金は2000円と言います。この時、文句を言えばよかったが、そんなもんかと、OKしてしまいました。
そして、到着前に料金を要求します。
料金を払った後、運ちゃんは、「ジャパン グット、モロッコ グッド」と言いて、握手を求めてきました。
運ちゃんは、してやったりと思ったのでしょう。
約10分で到着しました。
そこには民泊受付である、30歳前の女性が待っていました。
その女性に駅からここまでのタクシー料金を聞きました。
カサブランカ市内であれば500円でどこでも行ける。
帰路、民泊から駅までタクシーで行きましたが、この時の料金は150円でした。
チップも加え、200円払いました。
カサブランカの民泊:
民泊は日本で言えばマンションの1室です。部屋は広く、良かったのですが、生活臭が強すぎました。
ワードローブには、洋服が入っていたり、テラスには子供のおもちゃがありました。
家主のバカンス中を私が借りたような感じです。
散歩:
外を散歩しました。シープフェスティバルが終え、その余韻が残っていました。
このフェスティバルを見なくてよかったと思いました。
歩道にはいくつかの血の跡。羊の頭を路上で燃やしているところを見ました。
血の付いた羊の皮をたくさん積んだリヤカーを見ました。
ネットで調べると、このフェスティバルはイスラム教の神に羊の生贄をささげるお祭りのようです。
その画像には、羊の喉を切るシーンがありました。
昼です。ランチをしようと思い、オープンカフェに行きました。食事はありませんでした。
ここから数100mのところにレストランがあると、教えてくれました。そのレストランに入りました。中は薄暗く、数人が水タバコを吸っていました。
メニューを頼むと、フランス語です。
ここは諦め、外に出ました。
その時、30歳くらいの男性がいたので、近くにレストランはないか聞きました。
男性はスマホで検索してくれました。そしてこの男性は、私は日本に行くのが夢だと言いました。
カサブランカは新市街と旧市街があります。新市街は近代的な街です。
トラムが走っていました。木々は南国の雰囲気です。
旧市街:
狭い路地の旧市街もありましたが、フェズほどのエスニックさはありませんでした。
新市街に出て、小さいデパートで買い物をしました。
モロッコのチョコレートをお土産に買いました。
レジに並んでいると、私の番で係員が去り、レジが閉まりました。
すると、隣のレジに並んでいた、老人が私を手招きしました。
私は老人の前に並び、会計をしました。
そして、買ったものを入れる袋は日本のものとは異なっていました。
それは、茶色の不織布の袋でした。使い捨てではありません。繰り返し使えます。
近代モスク(ハッサン2世モスク):
海辺にある近代モスクを見ました。民泊から歩いて行ける距離にありました。
旧市街、新市街の風景からは隔絶した美しいモスクです。
周辺の海では水遊びをしている人たちがいました。
中に入り、料金を支払います。
シャンデリアは、モスクにいることを忘れさせます。
天井、壁が美しい。
新市街:
売店で朝食を買いました。モロッコはオレンジジュースがおいしい。
タクシードライバーはモロッコのオレンジは太陽が一杯だからおいしいと、言っていました。
新市街にはアメリカ映画「スパイダーマン」の大きな宣伝看板がありました。
日本の寿司は人気のようです。
帰路、列車で空港に向かいます。
アルジェリア、モロッコの旅の終わりです。
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