アルジェリア;サハラ砂漠の山岳地帯・モロッコ;古都フェズ、青の街シャウエン、古代ローマ遺跡;ウォルビリス (4)

アフリカ

概要:

ホガール山地からタマンラセットに戻りました。
ここでは、アルジェリアのサハラ砂漠の最大都市人口9万人のタマンラセットをご紹介します。
ターバン姿の商人の店が並ぶ市場、羊の群れを引き連れた商人たちがいました。
殆どの時期、水のないとてつもない川幅の川(ワジ)、ほとんど窓のない住宅。
旅行会社宅で豪華な夕食。パトカーに先導され空港へ。

タマンラセット市内:

日本とほぼ同じ面積のタマンラセット県の県都タマンラセット。オアシス都市です。
ホガール山地からタマンラセット市内に戻りました。ここで同行した二人とはお別れです。
現地旅行社から料金の請求があり支払いました。
そして、現地旅行会社の人は、同行した二人にお金を渡していました。
同行した二人は、現地旅行社の社員ではないようです。
事前にタマンラセットの市内見学をお願いしていました。
古い軽4輪の現地旅行社の人の運転で市内観光です。

建設中の住宅です。

旧市街の建物は窓がほとんどなく、道も狭いです。

モスクがありました。街全体が土色です。

ワジ:

「ワジ」がありました。雨が降った時に川になるところです。
幅は広いのですが、深さがほとんどありません。
川になる時期は短いと思いますので、これで良いのでしょう。

羊売り:

現地アルジェリアとアルジェリア国外からの、2つの売り子がいるそうです。現地の人はどこから来た羊売りか、一目瞭然に分かるそうです。

丁度、羊を買いに来ている人がいました。
その人は、買った羊、数頭をピックアップトラックに乗せて、立ち去りました。
お肉屋さんでしょうか。

市場:

ここは町一番の市場です。

旅行社宅で豪華な夕食:

市内見学が終わり、現地旅行社事務所に戻りました。
旅行社の人が持っている携帯に電話が入りました。そして、私に代わりました。
電話は、市内を案内してくれた人の弟からで、ディナーへの招待でした。
OKしました。
この日の深夜1時25分発のフライトでモロッコへ移動する予定です。
昨夜は、急遽の水道もない山の宿泊で、荷物はホテルに置きっぱなしです、シャワーも浴びたい。
私のフライトに合わせ、ディナーの時間を決め、その前にホテルでシャワーを浴びることにしました。旅行社は車でホテルまで送ってくれました。
そして、旅行社はホテルと私の宿泊料金の交渉をしてくれました。
深夜便フライトなので、宿泊はしませんが、1泊料金を払うのが通常です。
これが、半額以下になりました。

現地旅行社は数人で業務しているようです。市内観光を案内してくれた人は、社長です。
社長宅の隣が、社長の弟の住居です。
市内観光で、現地の家の間取りなどを質問しました。
すると、弟が自分の住居を案内してくれました。
リビング、バスルーム、寝室があり、大きな部屋でした。リビングは、立派なソファーがありました。ディナーは社長宅でしました。
そして、英語が流ちょうな親類を呼びました。

料理はちょっと心配していました。
北アフリカ定番料理の「クスクス」が今いちなじめなく、克服できないでいました。
「クスクス」は小麦が粒状になっています。小麦のご飯と言った感じです。
お皿にクスクスがあり、その横に具があります。
でも、これはご飯とは違い、水気が少ないんです。ご飯つもりで食べると、アレ、言った感じです。 出てきた料理の盛り付けはクスクスのようでした。

あに図らんや、白いのはお米のご飯でした。ここでは大変なご馳走と思います。
聞くと、アルジェリアでは米は採れないのでインドから輸入しているらしいと言います。  
美味しくいただきました。

弟はソ連留学:

現地の人と会話すると、この国のいろいろな側面が見えて来ます。
米ソ冷戦のころ、弟はソ連に留学したとのこと。
だから、英語は少ししか話せませんが、アラビア語、フランス語とロシア語ができます。
空港に勤めていて、兄の旅行会社のお手伝いをしている。
海外からの旅行社へメイルは弟の担当です。
月給は5万円くらいらしいのですが、住居など裕福のようです。

男性の家族は20数人:

英語を流ちょう話す、親類の30歳過ぎの男性の家族は20数人です。
男性のお父さんは4人の奥さんを持っています。その子供がこの男性です。
この男性を含め兄弟が結婚をして、子供がいます。
イスラム教教徒の裕福家族の典型です。
イスラム教では、男性は4人の奥さんを持つことができますが、一般の男性は4人を養う経済力はありません。

タマンラセットの事情:

アルジェリア人口の20%はベルベル人でその一派がトゥアレグ族です。
ベルベル人のほとんどはタマンラセットのあるアルジェリア南部、隣国マリ、ナイジェリアに住んでいます(今回の現地旅行社関連の人たちもトゥアレグ族でした)。
最近、マリ共和国はトゥアレグ族が政権を取ったとか。
民族紛争があり、観光客にポリスが同行するようになったとのこと。
アルジェリア政府もこの地方に軍隊を置いているらしい。
ポリスが同行するようになり、欧州からの観光客が激減したと言います。

空港へ:

ディナーも終わり、22時を回りました。空港まで車で送ってくれるとのこと。
親類の男性も一緒でした。
空港に行く前に、警察に立ち寄りました。
待つこと、10分くらい、パトカーの準備ができました。
パトカーに先導され、空港に向かいました。
現地旅行会社の人は、私にためにフライトのチェックインカウンター前の、ごった返す乗客列に割り込み、順番を確保してくれました。
チックインが終わり、現地旅行会社の人たちとお別れしました。 



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