アルジェリア;砂漠の山岳地帯・モロッコ;古都フェズ、青の街シャウエン、古代ローマ遺跡;ウォルビリス (2)

アフリカ

概要:

羽田空港からドーハ経由でアルジェリアのアルジェに向かいます。
アルジェ空港で9時間待ちのフライトでタマンラセット空港に到着したのは午前零時でした。
空港からホテルまで、ハザードランプを点灯したパトカー2台に先導され現地旅行社の車でホテルまで移動しました。
ホテルはネットで予約しましたが、ホテルフロントはネットとは契約交渉中で私の予約は知らないと言います。
朝の散歩で、ホテルは土塀に囲まれていて要塞のようでした。

羽田空港のチャックイン:

フライトは、金曜日零時45分羽田発、ドーハ経由のアリジェリアの首都アルジェ行きです。
ドーハ経由ヨーロッパ行きフライトは、格安で人気があります。
チェックインの3時間前から並びますが、チェックインに20分以上かかる外国人もいて、なかなか進みません。
私の前に並んでいた日本人の順番が来ました。
この日本人は、係員に「私はグループの一員です。グループ全員のチェックインができますか」と聞きます。
係員は、「いいですよ」答えました。
すると、10人近い人たちが、私の前に集まります。
自己中の日本人もさることながら、OKした日本人の係員も係員です。

アルジェに到着:

ドーハ行きカタール航空フライトの機内食はまずまずでした。

ドーハを経由し、午後1時、予定通りにアルジェの国際空港に到着しました。
ここで、アルジェリアに入国し、国内フライトに乗り換えです。
入国審査では、その服装から、まさに中国人労働者が7-8人いました。
彼らは、入国カードを書くために、別の一人の中国人女性に聞きまくっていた。
海外が初めてで、入国手続きを全くしらないようでした。
昨年も中国人労働者を見かけました。

入国審査員は、私のビザをじっと見て、隣の入国審査員に何かを聞いていました。
そして、旅行社はどこかと聞いてきました。現地旅行社からメイル送付されてきた証明書を見せました。OKでした。
手荷物を受け取ります。経由地ドーハからのアルジェに向かった乗客は私一人のようでした。
ATMに向かいます。最初のATMは操作が悪かったせいか、現地通貨を引き出すことができませんでした。別のATMはサービス中止の画面でした。
インフォメーションに聞くと、最初のATMの案内です。
再度、挑戦し、現地通貨の引き出しに成功しました。

国内線乗り場は、国際線から徒歩5分程度です。

移動途中に、上半身下着のホームレスのような男が声を掛けてきます。
タマンラセットに行くと言うと、時間があるなら、アルジェを観光できると言います。
断り、国内線ロビーに入ります。次のフライトの搭乗時間は、9時間待ちの22時発です。
時間がたっぷりあるので、カフェに入り旅日記をつけます。
旅日記をつけていると、さっきのホームレス風の男が話しかけてきました。
よく空港ロビーに入れたもんです。  
また、アルジェ市内観光の話。強く断ると、その男は立ち去りました。
空港ロビーで食事です。

タマンラセットへ:

チェックインカウンターに、タマンラセット行きフライトのチェックイン開始時間を聞きます。
2時間前の20時からと言います。
ロビー内の店が閉まり始めました。待合ロビーに移動します。
フライトを待っている人はすべてイスラム服でした。
観光客は私一人です。子供も多かったのですが、小学生前の女の子がピアスをしていました。
外国人は国内フライトでも、搭乗するためにパスポート番号などを記入した様式を提出する必要があります。
様式の説明がフランス語です。
前回の旅で空港スタッフに記入要領を聞いていたので、今回は人に聞かずに記入することができました。
時間が来て、機内に移動します。すると、自分の席に20歳前後の女性が座っていました。
搭乗券を見せると、その女性は隣に移動しました。女性は携帯を一心不乱に触っています。

タマンラセット到着:

零時30分、予定通り、空港に到着しました。
荷物受け取り場所にポリスがいました。
ポリスは私に近付いてきて、パスポートを見せろと言うので、パスポートを渡しました。
ツーリストかの質問に、Yesと答えます。
ポリスは付いて来いと言います。そのポリスのボスのところに行きました。
トラベルエージェンシーはとこかと聞くので、入国審査時に提示した、コピーを見せます。
すると、ボスはそのトラベルエージェンシーに携帯で電話しました。電話は繋がりませんでした。
それもそのはず、今、午前1時です。
ポリスは荷物を取って来いと私に言います。荷物はなかなか出てきません。
子供は、受け取り荷物搬送の長さ10m位の、一方通行の小さなベルトコンベアに乗って遊びだします。

しばらくすると、荷物を待っていた乗客から、レターを見せられ、これはあなたかと聞かれました。
そのレターには私の名前が書いてありました。
そして、そのレターの持ち主は、私をホテルまで送ってくれる、ドライバーでした。
ドライバーは英語を話すことができないため、英語の話せる乗客に私の確認を頼んだようです。
荷物を受け取り、ポリスの執務室に行きます。
ポリスはしばらく、ここで待てと言うので、ドライバーと一緒に長椅子に座りました。
しばらくすると、さっきのポリスとは異なる制服のポリスのボスのような人が来ました。
職業などを詳しく聞いてきます。
オフィスワーカーと答えると、具体的に何をしているのかと、突っ込んできます。
特許関係の仕事している私は特許を説明しますが理解できません。
でも、これは問題ではないと、笑顔で言います。個人的興味の質問のようです。

ここの観光が終わった後、再び来た空港でのパスポートチェックはありませんでした。
係員はパスポートの表紙を見ただけで通してくれました。
そのチェック前、職業を聞いてきたポリスが係員に何か言っている姿を遠くに見かけました。

パトカーに先導されホテルに向かう:

ポリスが準備ができたとのことで、空港を出発します。私は、迎えのドライバーの車に乗ります。
そして、この車の前後に、パトカーが付きました。パトカーはバザードランプをつけています。
パトカーが送ってくれるとは、驚きでした。しかも、2台で。

車は走り出していますが、このパトカーのポリスは私の泊るホテル知っているのかなぁ。
現地旅行会社とドライバーにも、私は泊まるホテルをまだ、言っていません。
ポリスも泊まるホテルを聞いてきません。
20分程、走ると、ホテルの前に止まりました。
このホテルはこの辺では最も大きなホテルと思います。
旅前のメイルが途切れたホテルのようです。
ドライバーに私の泊るホテルをホテル予約書で示します。
ドライバーは私が泊まるホテルをポリスに伝えてくれました。
泊まるホテルに着くと、ポリスは去っていきました。手を振ってお礼です。

ホテルに到着。予約したはずが:

土壁に囲まれ、要塞のようなホテルでした。写真は、翌朝のホテルです。

ドライバーと一緒にホテルに入りました。
中に入ると、2人が入ることが出来ないような、小さなフロントに、上半身下着の60歳前後の太った男性がいました。
ネットのホテル予約書を見せました。太った男性は予約の話は聞いていない。
その予約サイトとは、契約交渉中と言います。
「えっ」
でも、空き部屋は沢山あるようです。部屋に案内されました。
部屋はクリーンで、テレビ、エアコンがありました。WiFiも繋がりました。

ホテルの周囲は高い土壁ですが、中には中庭がありました。
そこに建物があり、これが、宿泊者用の部屋でした。

フロントから、ドライバーが朝の9時に迎えに来ると言われました。
就寝です。

サハラ砂漠の都市の朝の散歩:

朝、7時30分、朝の散歩です。
人通りはほとんどありませんでした。

開店前のレストランのようです。

建物はありますが、窓がほとんどなく、不気味な感じがします。

ヤギたちがいましたが、周囲にヤギたちの所有者は見当たりませんでした。

道路沿いに植樹していますが、幼木は金網で頑丈に保護されています。ヤギ対策でしょうか。

パン屋さんがありましたが、パンはケースに入っています。ナンではありません。
宗主国であった、フランスの影響でしょうか。


水を汲みに来ている婦人がいました。これは共同水道のようです。自宅に水道が来ていないようです。

看板の絵から、旅行会社のようですが人気は全くありません。

後から聞いた話ですが、以前は旅行会社がいくつかあったが、ほとんど倒産したと言っていました。
理由は、観光客を保護するために、観光客にポリスが同行するようになったこと。
欧州人はポリスが同行する観光をきらうので、年間2500人以上の観光客がほとんど来なくなった。

乾燥地帯ですが、多少のが樹木がありました。

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