ネパール・インド(7) お釈迦さま生誕の地と仏教遺跡;インド仏教遺跡 アジャンタ

アジア

概要:

中継地のゴーラクプルから、アジャンタ、エローラ観光のためのオウランガバードへフライトでニューデリー経由で移動します。
ローカルバスでアジャンタへ。大石窟、法隆寺壁画に影響した壁画、インド最大の涅槃像。
帰路、地元大学生のバスに乗り、昼食をとる。夕食は地元名物料理のチキンブリヤーニ。

オウランガバードへ移動:

今日はエローラ、アジャンター観光の拠点である、オウランガバードに移動です。
フライトの直行便はないので、ニューデリー経由です。オートリクシャで空港まで行きます。

フライト会社名はインドらしいスパイスジェット。

機内食はインドらしく、カレーでした。

ニューデリーには2つの空港があり、到着した空港から出発する空港に移動する必要があります。
移動リムジンが来ました。乗り込もうとすると、引きずっている荷物を無理やり、私から取り上げ、リムジンに乗せようとするインド人がいました。
何かのサービスなのか。
バスに乗ると、そのインド人は手を出します。荷物を運んだから、金をよこせと言うのです。
その時、バスのエンジンがかかりました。インド人は慌てて、バスから降りました。

ホテルに到着:

民泊サイトで探したオウランガバードのホテルは、中ホテルでした。
民泊サイトには多くのインドのホテルが掲載されています。
ホテルのレストランはベジタリアンだったので、ここでは一食も取りませんでした。
インドはベジタリアンが人口の3割いると言われます。

バスでアジャンタへ:

アジャンタは19世紀、虎狩来たイギリス人が発見しました。
紀元前後にいくつかの王朝により、彫られた仏教石窟が30前後あります。
バスでアジャンタへ行きます。バスターミナルから定期観光バスが出ています。

看板で定期観光バスの色が青であることを確認しました。
時間も確認し、待っていいましたが、定刻になってもバスが現れません。

近くの中年インド人男性に聞くと、この路線バスはアジャンタに行くと言います。  
このバスに乗るのを躊躇していると、中年インド人男性は私の背中を押します。
バスはすいていました。

勇気をもって揚げ物を食べる:

途中のバス停に止まった時、物売りがバスに乗り込んできました。
朝食も取っていなかったので、思い切って揚げ物を買いました。新聞紙が包装紙替わりです。
勇気を出して食べました。
その後、胃に異変はありませんでした。

途中のバス停で乗り込んできた30歳過ぎのインド人青年は空席が沢山あるのに、私の隣に座りました。

そして、話しかけてきました。
話の最後には、私の村でお祭りがあるので来ないかと言いだしました。
この青年、アジャンタのお土産店の店員でした。
一緒にバスを降りて、その店に案内されました。
観光客は多くはありません。この観光客の数では、すべてのお土産店を養えるとは思えません。
露店のような店には石の小さい仏像を並べていました。
まず、ミルクティーが出てきました。
主人らしき人は、この店には多くの日本人が来たと言って、漢字が印刷されている日本手ぬぐいを見せます。
石の小さな仏像を1つ買いました。

アジャンタ到着:

入場料を払い、階段を登ります。

断崖に沿った石窟は一旦放棄されれば見つかり難い場所です。

石窟内見学のため、懐中電灯を持参しました。

大石窟:

石は硬いので、このような大きな石窟を作ることができたと思いますが、
紀元前後、作るのは大変なことだと思います。
すごいエネルギーを感じます。

別の石窟もエネルギーを感じました。

インド最大、7mの涅槃像がありました。

法隆寺壁画に影響した壁画:

この壁画は日本の法隆寺の壁画に影響を与えたと言います。

多様性のある塑像があちらこちらに。

帰路、地元大学生のバスに、昼食も:

アジャンタ観光を終え、帰路に着きます。往路で降りた所でバスを待ちます。
ここがバス停であることを確認しました。
バス停表示があるわけではなく、勿論、時刻表もありません。
いつ来るか分からないバスを待ちます。暑いので近くの木陰で待ちました。

青年が声を掛けてきました。どこに行くんですか?私たちのバスに乗りませんか?
この青年は建築を専攻している大学生で、勉強のためにアジャンタ石窟を見に来たとのこと。

路線バスはいつ来るか分からないし、乗せてもらうことにしました。
バスは2台あり、男女が分かれて乗っていました。空席があり、そこに座りました。
一人の大学生が隣に座りました。
1時間後、バスは木陰のあるオープンレストランに着きました。彼らの昼食です。
私にも昼食を薦めます。食後が心配だったので、私は1日2食で、昼食は食べないと言いました。
レストランスタッフも来て、勧めます。
仕方がないなぁ。
食事をすることにしました。

テーブル席の隣の学生は食べ方を指南します。
食事前に手を洗います。食事にお箸などを使わず、手を使うために手をきれいにします。
ナンを手でちぎり、ナンを具の入った皿に入れ、具をナンでよそうようにします。
食後の心配をしながらの食事です。

学生たちは日本との関わりを話します。
ヘッドホンはソニー製でした。携帯でピカチューを見せてくれました。
スモーレスラーがいると言って、別のテーブルの太っちょ学生を紹介してくれました。
この地方の食事の名物はチキンブリヤーニだと言います。
私のホテルの近くで、チキンブリヤーニをやっている店を携帯で探し、紹介してくれました。
食事が終わると、近くの、その場で絞ったサトウキビジュースを買ってきて、私に差し出しました。

私は大学を卒業した後、どのような職業に就くか聞きました。建築設計と言います。

食事が終わり、バスに乗り込みます。彼らの大学は、私がバスを降車してから更に2時間とのこと。
片道3時間以上かけて、アジャンターに来たことになります。

チキンブリヤーニ:

早速その日の夕食はチキンブリヤーニを頂きました。

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