概要:
ネパールからインドに徒歩で国境越え。
インドの仏教遺跡への中継地点のゴーラクプルに移動します。
ゴーラクプルはまさにインド、牛が道路を往来し、ホテルの天井にはたくさんの蚊が。
ネパール・スノウリから徒歩で国境を越えインドへ:
今日はインドに入り、中継地までの移動です。ホテルから国境まで歩いて行きました。
ネパールの出国手続所は国境手前にありました。
パスポートを提示し、出国スタンプが押され、出国は完了しました。
出国手続所の隣に両替所がありました。
レートを聞きましたが、少し悪そうだったので、インドに入ってからインド通貨を入手しようと思いました。
徒歩で国境越え:
ネパールとインドの国境を徒歩で越えます。
ネパールとインドの間に10mくらいの緩衝地帯がありました。
地元の人は国境を緊張感もなく、フリーで行き来しているようです。
インド側の門の出口に手荷物検査がありました。でも、入国手続きは数100m先です。
手荷物検査を終え、税関に向かっていると、どこに行くのかと声を掛けてきました。
入国手続きと言うと、「それは遠い。リクシャーに乗って行け」と言います。断ります。
インド入国と怪しい両替:
数100m歩くと、インド人が建物を指さし、ここだと言うしぐさをします。
大きな荷物を引きずり、服装を見れば旅行者と分かります。
10分ほどの入国手続きを終えると、さっきのインド人が声を掛けてきました。
今、インドは選挙中で現金引き出しのATMがストップしている。
あと5日間はこの状態が続く。5日間だけだけどね。
これを過ぎればATMから現金を自由に入手できる。
そんなことあるのかなぁ。
旅先で不安を煽られました。
「両替所は」と聞くと、すぐそばにありました。
両替でも同じことを言います。口裏合わせです。レートはすごく悪く、3割ダウンでした。
次の町にのATMがあり、動いていましたが、現金引き出しは出来ませんでした。
移動途中のニューデリー空港の両替所のレートは通常でした。国境の両替所でボラれました。
まさにインドのゴーラクプル:
国境からバスで3時間弱、ゴーラクプルのバスターミナルに着きました。
ホテルまでオートリクシャで行きました。
道路には中央線がありません。オートリクシャは対向車線であれ、空いていればそこを進みます。
こじんまりとした、外観の良いホテルでした。
ゴーラクプルは典型的なインドの都市でした。道路にはオートリクシャが走り、道端には露店です。
八百屋さん
床屋さん
スィーツ屋さん
そして、悠然とした路上の牛。牛の近くには持ち主は見当たりません。
牛はごみの中から食べ物を見つけます。
牛が道を横断しても、車両は警笛も鳴らさず、避けて通ります。
この牛の持ち主は、なぜこんなんところに放し飼いにするのだろうか。
かすんだ夕陽でした。
夕食とビール:
ホテルにレストランはなく、注文した食事を部屋まで持ってきます。
ビールがあるかと言うと、金を出せと言う。どこかでビールを買ってくるらしい。
部屋の天井に蚊の大群が:
現地時間の20時頃(日本時間23時)眠くなり、就寝しました。
夜中の2時頃、腕が痒くて起きました。蚊です。5,6匹の蚊を手でたたきました。
そして天井見ると10匹以上の蚊が留まっていました。
寝ようとすると、耳元でブーンととてもうるさい。これでは寝ることができません。
2階の部屋から1階のフロントに行きました。フロントには誰もいません。
よく見ると、床にこんもりとした毛布がありました。その大きさから誰かが寝ているようでした。
顔も出さずに。これって、蚊の対策なのでしょうか。
毛布を軽くたたきました。すると、若いインド青年が寝ていました。
青年は熟睡を起こされ、もうろうとしています。
英語が通じなかったので、ブーンときて、手が痒くなったと素振りをしました。
すると青年は大きなスプレーを持ってきました。
部屋に戻り、スプレーをしました。強力です。蚊は一気にいなくなりました。
スプレー缶には蚊の絵とマラリアが書かれていました。
翌日、フロントに英語の分かる婦人がいたので、蚊のことを話しました。
婦人は、蚊はこの地方でも問題になっていると言います。
蚊で1000人以上が死んでいると付け加えます(この町の人口は25万人程度)。
「えっ。私は既に蚊に数か所刺されました。」
マラリアの潜伏期間はどのくらいだろうか。しばらくの間、心配でした。
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