デルフィ:
朝、8時30分、この旅行代理店近くに、観光バスが止まり、乗客をピックアップします。
デルフィはギリシャ神話の神ゼウスが世界のへそ(中心)とした場所です。
古代ギリシャ時代、第一の聖地として多くの巡礼者が訪れました。
約2時間かかります。アテネ市内を出ると、複数車線の道路は渋滞もなく、快適でした。
山道に入りました。神聖なものは険しい山中に作るのでしょう。
このような場所に建造物の石材を運ぶことは、車のなかった時代、さぞ大変だったでしょう。
バスを降り、神殿に向かいます。
形の異なる石が隙間なく組まれた石の壁、これが数千年前かと、驚きます。
博物館
博物館が隣接しています。
ライオンに襲われている、壁画彫りがありました。
襲うのではなく、襲われています。
夕食
帰りは夕暮れになりました。食事をして、本日は終了です。
朝食とすずめ:
朝食はホテルの屋上テラスで、パルテノン神殿を見ながらでした。
優雅に朝食かと思いきあ、ここには強力ライバルがいました。
バイキング形式ですので、食べ物を取りに行く、ちょっとの間でも席を離れると、雀がテーブルにきて、朝食を横取りします。
テラスのフェンスには鳥よけの針金らしきものがあるのですが、鳩やカラスなどには効き目がありそうですが、小型の雀には全く効き目がありません。
仕方なく、席を離れるときは、朝食の皿の上に皿をかぶせました。
隣の中年のご婦人はこれを見て、「グット アイデア」と言いました。
今日もバスツアーです。
行く先はペロポネソス半島にあるコリントス、ナフプリオンとミケーネ遺跡です。
コリントスは古代都市遺跡です。コリントスは前日のデルフィと似た雰囲気でした。
ナフプリオンも古代都市ですが、港町であり、地中海のリゾート地でもあります。
ミケーネ遺跡はミケーネ文明の地であり、クレタ文明後の文明です。
ツアーと言っても、ミニバスで、次はチベットに行くと言っていたオーストラリアの老夫婦、
オランダの老夫婦、犬が大好きなルーマニアの中年夫婦、国籍不明の、
よくしゃべるアジア系中年男性、イタリアの大学で勉強中のだみ声アメリカ人女子大学生です。
ホテルの近くで、ツアーバスにピックアップされました。
市内を経由して、ツァー客をピックアップします。
市内では、マシンガンを手にした警官がいました。
コリントス
途中、コリントス運河に立ち寄ります。
古代から運河建造が試みられましたが、完成したのは19世紀です。航路が400km短縮されるらしい。
ここにお土産屋さんがありました。若い女性店員に大声を出している中年男性がいました。
大声を出さなくてもよいのに。キレていたようです。悪いギリシャ経済のせいでしょうか。
コリントスに着きました。
コリントスの劇場です。劇場はギリシャ、ローマの古代都市の必須の建造物です。
この時代のもっとも重要な建造物の1つだったのでしょう。
学生が音叉を使って、実験をしていました。
マイクのないこの時代、劇場の最上段にいる観客が演者の声を聴くことができます。
劇場は反響を考えて、建造されているようです。石段の構造と配置がポイントのようです。
劇場は緑の中にありました。
ナフプリオン
次に向かったのはナフプリオンでした。ナフプリオンは古い要塞がある港町ですが、リゾート地でもあります。
最も印象的だったのは、地中海の姿でした。
海とは思えない、波のない、油面のような海表面、それに糸を垂れる釣り人。
そして、その先の海にある古代の要塞。
ナフプリオンは近代ギリシャにとって重要な地域です。
BC146年、古代ローマの古代ギリシャ支配から1830年の近代ギリシャが独立するまでの2000年間、
ギリシャは支配され続けました。
近代ギリシャが独立した時の首都がここ、ナフプリオンでした。
ミケーネ遺跡
エーゲ海文明の1つであるミケーネ文明の遺跡のあるミケーネ遺跡に向かいます。
遺跡は城壁に囲まれています。ライオン門から入ります。
アトレウスの宝庫です。
丸天井を石で作る技術がありました。
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