【中東・ヨーロッパの旅】レバノン・トルコ・ギリシャ編~⑧~

ギリシャ

ギリシャ入国(アテネ):

トルコ・イスタンブールから、空路、ギリシャのアテネ空港に到着。インターネットで予約したホテルは、アテネの中心街です。アテネ空港から電車・地下鉄でホテルに向かいます。ギリシャ文字はロシア語と似ているようにも思いますが、文字からその意味を全く予想できません。まだ、アルファベットがひっくり返ったような、ロシア語のほうが、まだ分かりやすいかも。

アテネ空港には、まだ明るいうちに到着しました。

地下鉄モナスティラキ駅周辺

アテネ中心街にある、地下鉄駅モナスティラキを降りると、そこは、モダンな大都会ではありませんでした。

恐らく、近代ビルの建設を禁止しているのでしょう。

モナスティラキは有名なパルテノン神殿のすぐそばです。駅前にはお土産屋さんが多数あります。

宿泊するホテルの名前はアッタロス。アッタロスは古代ギリシャの皇帝の名前です。

チェックインし、周辺探索をすることにしました。

ちょっと、表通りをはずれると落書きです。
落書きも時々、さすがと言うものもありますが、これはまさに落書きです。

瀕死のギリシャ経済を象徴するようです。

パルテノン神殿に向かう

小高い丘の上にあるパルテノン神殿に向かいます。石畳を歩きます。この道は裏道のようです。

 残念ながら、時間が遅く、開園時間を過ぎていました。じゃあ、明日来ようか。

アレオパゴスの丘からの夕暮れ

神殿の近くに、岩の小山がありました。ここはアレオパゴスの丘、アテネを一望できます。
古代ギリシャ、貴族の長老たちが、アテネを一望できるこの丘でアレオパゴス評議会を開いたと言います。

狭い場所ですが、神殿の近くで、アテネを一望し、アテネ行政を議論することに重きを置くことは1つの方式のような気がします。

私が行った時は夕暮れでした。
神殿を背景に、アテネ市内を見下ろし、夕暮れを堪能します。ギリシャに来たことを実感します。

陽が落ちるに従い、空の色が淡赤色系から濃赤色系に変化します。

パルテノン神殿がライトアップ

更に、パルテノン神殿がライトアップされました。

これだけで、ギリシャにきてもいいくらいでした。

食堂で夕食

ホテルに戻りました。夕食です。ホテルで紹介された、ホテルの裏通りにあるレストランに行きます。そこは、庶民的なレストランでした。既にできた料理がショウケースにあり、それを注文します。

シャッターに落書き

アテネの地下鉄駅のモナスティラキとシンタグマ間が繁華街の中心地です。
一歩横道に入ると小さい商店が並んでいます。そのシャッターに絵が描いてあります。
落書きとは思えないギリシャらしい、絵がありました。見ていると楽しいです。

再びパルテノン神殿へ:

今日は、申し込んでいたフリーツアーに参加します。フリーツアーのガイドはボランティアです。
ツアー後、ガイドに寄付(ガイド料)をします。その寄付は慈善団体に贈られます。

YMCAのロビーが集合場所です。そこには余り人はいませんでした。
集合時間が過ぎ、一人の中年男性が来ました。この人がガイドです。参加者は私一人です。

ガイドは、今日は中止だと私と握手して、ロビーを出ていきました。
金儲けか。ギリシャも経済的に大変なのでしょう。

ガイドが出ていった直後、3人家族が息せき切って、入ってきました。ロビーの係員に話をしています。フリーツアーに参加しようと来たようです。
でも、ガイドは去りました。

フリーツアーはキャンセルになりましたが、今日は昨日行けなかった、パルテノン神殿と近くの博物館に、その後、予定通りピレウス港21時発の船でクレタ島に向かいます。

クレタ島には翌日の朝6時到着です。

便利になりました、この船の切符はインターネットの事前購入です。ホテルのチェックアウトは済ませ、荷物はこのホテルに預けました。

パルテノン宮殿の入り口はホテルの近くの地下鉄駅の隣駅が近いようです。隣駅に地下鉄で行きます。

パルテノン神殿入り口付近は通学路のようです。

チケットを購入します。

パルテノン神殿は工事中でした。でも、見学はできました。

アクロポリス博物館

まずは、隣接するアクロポリス博物館の見学です。

この博物館は遺跡の上に建っているようです。博物館の一角で遺跡を見ることができます。

当時、像に色付けを行っていました。
色の原料は鉱物です。
青色のラピラズリ(日本名は瑠璃)は、古代エジプト、中国・敦煌莫高窟などでも使用された高価な絵の具です。金と同じ価値があったと言います。

さて、パルテノン神殿です。その大きさ、精緻さはすごいものがあります。

その後続いた古代ローマの建築物の基本はこの時期にできたのでしょう。

ギリシャはイスラム教のオスマントルコに長い間支配されていました。
イスラム教は偶像崇拝をせず、偶像には破壊的なイメージがありますが、ギリシャでは顔が破壊された像を見ることはありませんでした。

パルテノン神殿のあるアクロポリスは古代ギリシャの中心地です。
そして、古代ローマに征服された後も重要な地域でした。
ここで、時代の変遷を感じることができます。

ヘーパイストス神殿:

紀元前5世紀に建造されたヘーパイスト神殿です。

アッタロスの柱廊(古代アゴラ博物館):

紀元前2世紀、隣国王のアテネへの謝礼として建造されました。
その後、他民族の破壊があり、20世紀に再築されました。
現在は博物館となっています。

ギリシャ正教教会(アギアポストリ教会):

10-11世紀に、ギリシャ正教国であった、ビザンティン帝国により建造されました。

内部の天井にはキリスト絵がありました。

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