【北アフリカ・ヨーロッパの旅】チュニジア・イタリア編~⑥~

イタリア

ローマの大聖堂:サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂:

バチカン近くの民泊から地下鉄で移動し、ローマ4大教会の1つである、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂に向かいます。

コロッセオ:

この大聖堂から歩いて10分。コロッセオがあります。

入場券を買うのに一苦労でした。
でも、その売り場がコロッセオの建物の中にあり、日陰でしたので助かりました。

ローマは植民地化した主要地にコロッセオ、浴場を建てています。社交、娯楽が重要だったようです。

真実の口:

小さな教会の入り口に、あの有名な「真実の口」がありました。

これはマンホールのふたとのことですが、このマンホールはこれほど有名になるとは思っていなかったでしょう。

その入り口に列ができていました。入場料は不要です。賽銭をする人もいました。私も、1ユーロの賽銭でした。

皆さんこの前で記念撮影です。すべての人が「真実の口」に手を入れて、係員がシャッターを切ってくれます。入場者はシャッターを切ることはできません。一人1枚です。写真を撮ったら、すぐ次に行かなければなりません。

この教会はとっても質素でした。マンホールのふたがなければ、人々は通り過ぎると思います。

スペイン広場&フリーツアー:

ネットで予約したフリーツアーの集合場所であるスペイン広場に向かいます。
途中、ダビデ像がありました。

フリーツアーは多くの大都市にあるツアーです。ガイドはボランティアです。料金は各人の感謝の気持ちです。ローマのフリーツアーは、ここで集めたお金は寄付金として各地の基金に送付するとのことでした。

集合場所は、オードリーペップバーンの映画「ローマの休日」(かなり古い映画です)の舞台となったスペイン広場です。

集合場所に少し早く着いたので、近くのオープンカフェに入りました。少しおなかも減っていました。

少しのピザを注文しようと思い、店員に説明しました。ピザまでは分かったのですが、少しが分からない(分かるはずの英語と思いますが)。

店員はメニューを見せて、これがピザだと言います。でも、これは大きなピザです。ピザを諦め、コーラのみを注文しました。

隣の席に観光客の老人カップルがいました。男性の方は80歳に近いと思います。ピザをホークとナイフで切っているのですが、なかなか切れません。時間が掛かります。やっと、一切れを切ることができました。

すると、そのピザを私に差し出してくれました。
さっきの店員と私の会話を聞いていたようでした。ご好意ですのでいただきました。 

日本から持参したキャンディを持っていたので、お礼に差し上げました。

ご老人は2切れ目のピザを切り始めました。時間が掛かります。

そして、切り終わった後、また、私に差し出しました。私は、1切れのピザで十分と言い、お断りしました。

このご老人、まだピザを一切れも食べていません。
帰り際に有難うと言いました。ご老人も有難うと言いました。ご老人の有難うとの言葉にけげんな顔をしていると、さっきのキャンディを指さしました。

フリーツアーに20人近くが集まりました。その中の30歳前の白人男性はビールを飲んでいました。

ガイドはこのツアーではアルコールを飲むことは出来ないと、その白人男性に言いました。
この白人は立ち去りました。

マルクス・アウレリウス記念柱:

聖イグナチオ教会:

キリスト教イエスズ会の総本山です。

天井が円形ドーム形状でそこに絵を描いている様式が多いのですが、ここには平天上に円形ドームに見せかけた絵があります。

パンテオン神殿:

ローマの神々を祭った神殿です。

パンテオン神殿の前に、地域の記念碑であるオリベスクあります。

天井に採光のための穴があります。太陽の位置により、照らされる場所が異なります。

アドリアーノ神殿:

トレビの泉:

残念ながら、工事中でトレビには水がありませんでした。

夕方、5時30分からの2時間ウォーキングツアーは終了です。

チップを差し出します。相場は20ユーロでした。高校生ぐらいの女性が他のツーリストの差し出すチップを見て、そんなにお金がないと言うと、ガイドは気持ちでいいからと言いました。

スペイン広場は夕暮れを楽しむ人で一杯です。

夕食

宿泊先のB&B近くのレストランで夕食です。

帰国前、チェックアウト:

本日(日曜日)、ローマ・フイミチーノ空港から22時40分発のフライトで帰国です。

日曜日の正午、バチカンの宮殿から、法王が姿を見せるらしい。
人が多く集まり、スリに気を付けてくださいとのことでした。
正午はその日のど真ん中。今回は法王を諦めました。

ローマ4大大聖堂の1つのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂と地下鉄で30分のショッピング街に買い物に行くことにしました。

チェックアウトし、荷物を預かってもらいたかったのですが誰もいません。

チェックアウトの時間は決められています。

そこで、日本から持参したお菓子(キャンディ、お煎餅)を添えて、メモ書きをしました。
荷物を預かってください。このお菓子はプレゼントです。

夕方、荷物を引き取りに来たとき、私のメモ書きの下に、メモがありました。

・荷物をここに置くことができます。
・お菓子ありがとう。
・ローマを楽しんでください。

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂:

ローマ地下鉄の中心駅であるテルミニの近くにある、サンタ・マリア・マッジョーレ教会に行きました。

教会ではミサをしていました。観光客も多かったです。
まだ、夏。何人かの観光客の女性はノースリーブ、短パンでした。

モスクだけでなく、教会も肌を多く見せる状態では中に入ることができません。この教会では、このような人のために、不織布のコートを用意していました。

ショッピング&食事(パスタ、ジェラード):

ガイドブックによると、ローマ中心地から地下鉄で40~50分の郊外にたくさんの店が集まっていて、買い物ができるらしい。

地下鉄で行きました。ローマ市内の地下鉄は距離によらず、同一料金(約180円)で、円安でも安い。駅に着きました。

地下鉄の出入り口で皆さん掃除をしていました。
そうか、今日は日曜日、ボランティアで掃除なんでしょう。

通りに出て見ると、閑散としています。店はあります。小さな店がたくさん。でも、閉まっています。しばらく歩いても同じ状況です。そうか、今日は日曜日でした。

 昼近くになったので、どこかで食事をすることにしました。 こぎれいな店がありました。
ケーキ、ジェラード(アイスクリーム)、のスィーツとパスタなどの簡単な料理を売っています。

そして、安い。店の外にテーブルがあり、ここで食べます。
その時は、天気も良く、年老いたカップル、若いカップルなど楽しんでいました。

英語はほとんど通じませんが、パスタを注文。これがうまい。600円です。

3段盛りのジェラードを注文します。

こちらは指さすだけですが、これを店員がイタリア語で言ってくれました。
チョコラーデ、・・・。いい雰囲気です。これがまた実にうまい。

食べていると、容姿は東洋風で、大きな手提げを両手に持ち(おそらくこれがこの男の全財産)、
着ているものは、泥まみれのホームレス?が来ました。

この薄汚い男が、こぎれいなこの店の入り口の前で何かを言っていました。
そこにオーナーらしき人が来ました。

追い払われると思いました。

しかし、オーナーらしき男は、この薄汚い男と少し話をしただけで、店に戻りました。 

薄汚い男は、まだ入り口にいます。

しばらくして、オーナーらしき男は白い紙で包まれたものを持ってきて、薄汚い男に渡しました。
薄汚い男は、それを受け取ると立ち去りましました。紙で包まれた中は食べ物だったのでしょう。

地下鉄の出入り口のボランティア清掃、このこぎれいな店での出来事。この街はいいとこなんだなぁ。

結局、ここでは何も買えず、ローマの中心で買い物をすることにしました。
テルミニ駅の近くは商店がいっぱい。

サッカーをやっている孫に、イタリアサッカークラブのユニフォームを買うことにしました。

ナポリでは、駅に隣接する商店で、サッカークラブユニホームを売っていました。
テルミニ駅はナポリ駅よりずっと大きいし、店があるハズ。

でも、売っている店がなかなか見つかりません。それらしき店を発見。店に入り、聞きました。

店員は日本語分かりませんと言い返してきました。
違う、違う、これ英語です。発音悪いのかなぁ。

そこから会話が始まりました。会話は英語ですが、店員の英語はイタリア訛りでした。

いくつかの単語はイタリア語です(と思います)。紹介してくれたスポルツ店に向かいました。

しかし、その店にはなくその店が別の店を紹介してくれました。

やっと、売っている店に着き、インテルの子供ユニフォームを買うことができました。ミランが欲しかったのですが、ここはナイキショップで売っていませんでした。

空港へ:切符の購入、キオスク

テルミニ駅でローマ空港行きの電車の切符を買うことにしました。
切符を購入する数人の行列に並びました。

すぐ買えると思ってのですが、時間ばかりすぎます。
一人が切符を買うのに、数10分掛かっています。

お客さんを相手にしていない係員が隣にいます。

私の前の女性も苛ついですます。イタリア人のマイペースの仕事ぶりなのでしょうか。

一応確認のため、係員らしき男性が近くにいたので、空港行きの切符はここで買うのかと尋ねました。

すると、この係員、近くにキオスクのような販売店を指さしました。

えっ。

この切符売り場ではなかったのか。
この販売店で空港行きの切符を1分もかからずに購入することができました。

ローマの水道&落書き:

ローマの水道水はとても冷たいです。

フリーツアーのガイドによれば、ローマの水道水は近くの山の麓から運んでくると言います。

ローマ市内の屋外で水道を見かけます。ローマらしく、出しっぱなしです。
これが飲めるとのことです。

古代ローマは、ローマのみならず、支配地域では水道橋を作り、遠くから水を確保していました。
これが今でも機能しているようです。

旅の先々で落書きを見ます。電車、壁など、あまり場所を気にしていません。

宿泊先の近くに、小さな教会がありました。その隣の壁に落書きがありました。
でも、これは、落書きとは思えないくらいに、センスが良く、上手です。

ここに描かれているのはローマカトリック最後の法王。この後、キリストの審判が下るとの予言らしい。ローマ法王のいるバチカン市国の近くにこの落書き、何か不気味ですね。

帰りのフライトで:

中東経由で帰国です。

ローマ・フイミチーノ空港22時40発、カタール・ドーハ空港5時15分着、カタール・ドーハ空港7時50発、羽田23時25分着です。エコノミーです。

ドーハまでのフライトで、前の座席は関取みたいな東洋人でした。
そして、離陸後、シートを後ろに倒してきました。

この体格であれば、シートを倒すのは当然でしょうが。でも、後ろの席は私です。

体格は普通であっても、狭いエコノミーで全席のシートを倒されたらたまりません。
この状態で8時間です。

運よく、後ろの席が空いていたので変更してもらいました。

帰りのルートを確認しました。
ドーハから羽田の帰路は日中です。

おっ。

もしかしたら、空からエレベストが見られる。エレベスト付近に近づきました。

座席は通路側でしたので、その時間帯にフライト後部に行きました。

添乗員たちは、カップラーメンのお食事をしていました。

窓から、外を覗きました。雲があり、見ることができたのは、エレベスト周辺でした。

でも、付録としては大満足でした。

ついでに、中国のタクラマカン砂漠と思われる砂漠を見ることができました。タクラマカン砂漠はシルクロードの難所、西遊記にも出てくるところです。20年前のタクラマカン砂漠周辺の旅行を思い出しました。

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