ナポリからバチカンへ:
ナポリから次は宿泊地バチカンに向かいます。バチカンは国名「バチカン市国」でイタリアではありません。
国境の表示はありませんので、どこからがイタリアで、バチカンなのか全く分かりません。
バチカン入国の検問もありません。バチカンはキリスト教カトリックの総本山です。
ミラノ行きの列車の乗り、ローマで降ります。
ローマのテルミニ駅で地下鉄に乗り換えます。
ローマの地下鉄切符の自動販売機は少し変わっています。
使える金種が限られています。大きなお金は使用できません。
少額の紙幣とコインのみが使用できます。
そして、コインの入れ方が日本と異なります。
日本では、隙間にコインを入れますが、ここでは、コインを円形のくぼみに入れます。
その後、円形の下のつまみを上に押し上げると、コインが機械に入ります。
最初は少し戸惑います。
テルミニ駅のほとんどの切符自動販売機の隣に、中南米風の人が立っています。
コインを入れるのに、戸惑っていると、親切に教えてくれます。しかし、切符を買った後はチップの要求です。
一応、教えてもらったので、切符のお釣りの0.5ユーロを渡しました。次の切符購入時も近寄ってきましたが、
no thank youと言いました。
バチカン近くの民泊:
宿泊先のホテルはネットのホテル予約サイトで予約しましたが、完全な民泊でした。
今だったら、民泊の予約サイトにあるべきの宿泊先でした。
朝食付きなので、一応、B&Bと言うことにします。
地下鉄駅からB&Bまで5~10分でしたが、道を4人に聞きました。
ホテルではないので、この4人は、B&Bの名前を誰一人知りませんでした。
従って、住所のみの情報で探すことになりました。
でも皆さん親切でした。
B&Bまで歩いて2分もかからないところの小さな店で道を聞きました。
彼はインターネットで住所検索をしてくれました。
曲がって直ぐとのことです。道を曲がりました。でも分かりません。
また、人に聞きました。この住所はここのはずだ。
そこにはゲートがあり、アパートです。
ナポリの場合と同じで、アパートの一角をホテルにしています。
そこに運よく、郵便屋さんがきました。郵便屋さんに聞くと、表札を差し、ここだと言いました。
ボタンを押しますが、応答がありません。郵便屋さんは中に入るので、一緒に入りました。
B&Bはこの建物のどこにあるかわかりません。
郵便屋さんはさっさと仕事をして、このアパートを出てきました。
周囲に誰もいません。
いくつかの表札を見ましたがありません。どうしよう。
そこにの婦人が来ました。お出かけのようでした。フィリピンから来て、働いているとのこと。
B&Bを聞きましたが、知りませんでした。そこで、この婦人は携帯を取り出し、電話してくれました。
すると、ある部屋の窓が開き、手を振る婦人がいました。
よかった。
そこが、目的のB&Bでした。フィリピン人の婦人に礼を言いました。
手を振っていた婦人は、このB&Bの掃除ために来ていました。掃除が終わったら、帰るとのことでした。
運よく、掃除の時間である11時30分から13時30分の間に到着しました。
後で、B&Bの人(掃除の人ではありません)は、私にメイルをしたと言っていましたが、メイルは届いていませんでした。
このB&Bで不自由なのが情報入手です。
ホテルであれば、フロントに知りたいことを聞くことができます。そして、近隣地図の入手もできません。
そこで、思いつきました。ここに来る途中に小さなホテルがありました。そのホテルで、近隣地図を入手し、夕食のためのレストランを紹介してもらいました。ホテルのフロントの若い女性はとても親切でした。
B&Bは予想通りの、観光に最適の場所にありました。
徒歩でサンピエトロ寺院、バチカン美術館に行くことができます。
バチカン美術館:
歴代のローマ法王が収集した美術品が収められています。
バチカン美術館はバチカン市国のかなりの部分を占有しています。
美術館には中庭もあり、700m四方の小さなバチカン市国に、余裕を持った作りになっています。
と言うよりは、その昔、広大な地を所有していたローマ法王の領地が現在に至ったと言うべきでしょう。
切符売り場に長蛇の列ができるとのことで、切符はインターネットで事前に購入しました。
ここからサンピエトロ寺院が見えます。
サンピエトロ寺院から移設された噴水です。
歴代法王の収集品と言っても、すべてがカトリックに関連するものではなく、質の高い美術品も多くありました。
収集品は多く、その陳列はこともなげにされています。どれ1つをとってもすごいです。
各階をつなぐ回廊も美術品です。
通路の両側に彫像が並びますが、どれをとってもすごいです。
ギリシャ彫刻のような雰囲気です。ギリシャの神はゼウスです。
ミケランジェロの天井画です。圧巻です。
そして、現代画もありました。
館内の補修です。
今日の夕食:
サンピエトロ大聖堂:
バチカンのサンピエトロ大聖堂に向かいました。バチカンは高い壁に囲まれています。
大聖堂に向かう道は土産物の売店が軒を並べています。
バチカンは、昔ながらの衣装のスイス衛兵が警備しています。
中世、最強であったスイス衛兵は雇われ兵として活躍しました。近代になりスイスは衛兵の外国軍参加を禁止しましたが、バチカンだけは現在も残っているとのことです。
サンピエトロ大聖堂前の広場です。
たくさんの椅子が並んでいます。
中に入ると、そこは美術館のようです。
キリストを中心とした人々の大きな絵画を前にミサをしていました。
ミケランジェロのピエタ(キリストを抱くマリア像)です。
壁、天井に余白が全くありません。高度な芸術で埋め尽くされています。
歴代ローマ法王名が刻まれています。
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