【北アフリカ・ヨーロッパの旅】チュニジア・イタリア編~➃~

イタリア

チュニス・カルタゴ空港からイタリア・ナポリへ:

スースからチュニス、イタリア・ローマを経由してナポリに移動です。スースから列車でチュニスに戻り、一泊です。

チュニス・カルタゴ空港です。

空港はモスクの雰囲気を感じます。

おいしそうなスィーツを売っていました。

地中海を渡るフライトから、地中海を上から見ようと思いましたが、少し雲があり、よく見ることはできませんでした。

ローマ・フィウミチーノ空港に到着しました。

ローマ空港からローマの中心駅である、テルミニ駅に電車で行きます。公共の交通機関があります。

これで、先進国に来た感じがします。

テルミニ駅では、大きな電光掲示板に電車の時刻と行き先が表示されています。

多くの人が見ています。結構、遅れる電車もあります。

発見しました。

ここに肩にバックを掛けた中年のおばさんがいると旅行本に載っていました。まさにその人です。

彼女は何か、特に切符のことで困っている人を見かけると話かけてくる。そして、何とか言って、サービスし、お金をたかるようです。

肩からかけたバックはちょっと車掌のようです。

私がこの電光掲示板を見ていたら、切符を持っているかと聞かれました。持っていると言うと去りました。ここで何か相談すると、お金の要求になるらしいです。

ローマからナポリへの列車の車窓から見える景色は、緑が多く、豊かさを感じます。

地中海を隔てた、イタリアとチュニジアでこんなにも違うものかと驚きます。

これは本屋さんですが、地下鉄駅に通じています。

ナポリ中央駅から地下鉄を乗り継ぎ、5駅目の、ホテルの最寄り駅に着きました。

ホテル予約はネットからしました。普通のホテルと思っていましたが、ほぼ民泊でした。

アパートの一角をホテルにしています。狭い路地に入りましたが、ホテルが見つかりません。

このホテルの表示では分かりづらいです。

ネットのホテル予約サイトにB&B(朝食とベッド)の説明はありませんでした。

B&Bの看板はとても小さく、看板が路上に突き出していません。壁に貼ってあります。

従って、通りを歩いていても、その正面目線に看板はありません。

これでは、直ぐに見つけることはできません。

そして、これがホテルの入り口です。ホテルではなくアパートです。

鉄格子の大きな扉からB&Bに入るのですが、どのようにして入るのか分かりません。

このゲート越しに中を見ていると、中にいる中年の婦人が中に入れとの素振りをしました。

このゲートの鍵はかかっていなかったので、中に入ることができました。

この婦人はここの住人のようです。B&Bは一般アパートの一角を改造したようでした。

そして、この入り口はアパートの入り口でもあります。

そして、階段を上がります。

2階がフロントでした。デスクの上に、PCが1台あるだけです。

フロントから鍵を2つ渡されました。部屋の鍵とこのゲートの鍵です。部屋は広く清潔で良かった。 ここには一般市民の住んでいますので、ナポリの人が住んでいるところに泊まる気分がしてよかった。

ナポリに来たら、スパゲッティを食べたいと思っていました。スパゲッティのナポリタンはここが発祥とか。

地下鉄駅のそばのレストランに行きました。ここは、店内と店の前にテーブルがあります。

イタリア人はとても陽気です。店の入り口に、ウエイターが3人いました。                           一人であることを告げるために、人差し指を立て、ワンと言いました。

そうすると、ウエイターが、順番に、ツー、スリー、フォーと言いました。

そして、他のウエイターを呼びました。呼ばれたウエイターは英語が話せます。

店内のテーブルをとり、シーフードのスパゲッティを注文しました。

店内には多くの人物写真があり、イタリアを感じさせます。

これが実にうまい。使っているオリーブオイルが全然違うと思いました。

塩加減と言い、予想以上の美味しさです。

ポンペイ:

ナポリに来た目的はポンペイ観光です。

ポンペイはナポリから電車で40~50分です。乗った電車に落書きはなかったのですが、海外ではよくある、落書きのある電車も多く見られました。

ポンペイ駅で降りると、すぐポンペイ遺跡の入り口です。入場券を買い、中に入ります。

ポンペイ遺跡の入り口には、日本語の注意書きもありました。

町は発掘までは火山灰、土石流で埋め尽くされました。これがすべて、埋め尽くされていた。

驚きです。自然のすごさを感じます。

ポンペイを埋め尽くしたベスビオ火山、今は美しい風景となっています。発掘された町は、火山灰で埋め尽くされていたため、保存状態が良好とのことです。 

壁画らしきものも色彩を認識できます。一瞬で埋め尽くされたため、当時の人や動物がリアルな形で残っています。

発掘時、火山灰の中の人や動物は、そのものは残っていませんが、その形は残りました。その中に石膏を流し込み、これらの形を取ったそうです。

下の写真の背景の山が、標高1300mのベスビオ山です。ベスビオ山はポンペイから約15kmです。

観光を終え、ナポリに戻ります。

ナポリ国立考古学博物館:

B&Bの近くにナポリ国立博物館がありました。

古代ローマが展示されていますが、見学していると古代ギリシャを見ているような気分になります。

アレキサンダー大王の戦いです。                               数100年後に製作されたといわれていますが、戦いを視認できるものはこれが最古のものです。

ナポリ旧市街:

ナポリの旧市街は世界遺産です。

その一角に教会がありました。外見は教会らしくありません。

絵画、彫刻などがありますが、教会であることで、美術館とは異なる、独特の雰囲気を醸し出しています。長椅子に座って雰囲気を楽しみます。

キリスト像もありました。多くのキリスト像はわき腹から血を流していますが、このキリスト像は頭から血を流しています。

血を流している像を祈っている世界は我々と違うことを感じさせられます。

サッカーの盛んなイタリア。太っちょ子供も狭い道でサッカーを楽しんでいます。

観光地らしく、通りにはお土産屋さんが沢山ありました。

なんと、かんざしをつけた日本髪の女性の絵柄のカップなどを売っていました。

夕食です。

宿泊先に戻るため、地下鉄に乗りました。その車両の天井に配置された、ディスプレイがありました。 

日本では液晶ですが、これはブラウン管で、かなり厚めです。映像が日本とはちょっと違います。

これは車内のどこかにカメラがあり、それを映しているようです。

画面をよく見ると、オッ、映っている男性は、自分ではないか。

ディスプレイの横には穴があります。これがカメラでしょう。実況の防犯カメラかぁ。       

防犯カメラは、ふつう隠れた場所にあり、盗み撮りようですが、盗み撮りより、堂々と映すほうが効果あるかも。イタリア方式でしょうか。

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