概要:
フェズから車で3時間の山岳地帯に青で染められた、ベルベル人の町、シャウエンがあります。
ベルベル人の民族カラーは青です。
ベルベル人は、北アフリカの遊牧民でした。
イスラム教が現在のスペインにあったキリスト教国を滅ぼした時、勇猛果敢なベルベル人兵士はその中心でした。
その後、レコンキスタ(その日本語訳は国土回復運動ですが、これはスペイン語で再征服の意)と言われる、キリスト教徒のスペイン再征服で、敗れたイスラム教とともに、一部のベルベル人はモロッコの山岳地帯に逃げ込みました。できた町がシャウエンです。
今回の旅で、アルジェリア南部で出会ったトゥアレグ族はベルベル人です。
その時、記念撮影をしたベルベル人の衣装は青色でした。
彼らにとって、青は民族カラーです。青と深いかかわりを持つ街がシャウエンです。
シャウエンへ:
当初はバスで行く予定でしたが、切符が取れず、民泊オーナーから提案のあった、車で行きました。
民泊に到着した時、オーナーから、シャウエンまでの車料金を聞きました。
バスで行くことを優先するからと言って、車を予約しませんでした。
オーナーにバス切符が取れなかったので車をお願いしました。
すると、車料金は10%アップと言います。
何故かと聞くと、今日は忙しいと言います。足元を見られました。
オーナーはガラケーで電話します。
10分後、車が到着しました。車は、新しいフォルクスワーゲンのワゴン車でエアコン付きでした。
最初、オリーブの木を少し見ることができましたが、途中から砂漠になりました。
風景を眺めていると、スピードガンで、取り締まり中のポリスに捕まりました。
60Km/Hr制限を69Km/Hrで走行した。66Km/Hrまでは許容されるが。罰金1500円です。
この道は、坂道であり、60Km/Hrと80Km/Hrの制限区間が短距離に交互にありました。
スピード取り締まりには、格好の道です。
シャウエン:
砂漠を超えると、青味のかかった集落が見えてきました。
集落の入り口は出しっ放しの飲み水とその下には小川が流れていました。
砂漠を超え、たどり着いた水豊かな入り口は別世界を予感させます。
路地は狭く、街全体が青一色です。
そして、シャウエンの紹介として出てくる場所がありました。
おとぎのような街です、
壁塗り用でしょうか。顔料を売っています。
階段もある、狭い路地の運搬手段はロバです。
子供たちの服も、青系が多いような気がしました。
お土産屋さんも、青が基調です。
ブルーのクッションカバーを見ていると、ブルーでも4,5パターンあります。
店主は、1つでは700円、2つ買うと1200円と言います。1つだけにしました。
すると、店主は、さっき私はいくらと言いましたかと聞くので、「600円と言いました」と答えました。結局、600円で買いました。陽気な店主でした。
ここは町の商店街かな?
小さな広場がありました。喫茶店があったので、ミントティーで一休みです。
心地よい風が吹き抜けます。時が経つのを忘れます。
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