概要:
ホテルフロント女性に懸空寺の行き方を聞きました。
その女性は携帯で電話をし、その携帯を私に渡しました。
携帯の相手は英語を話せました。
翌朝の屋台のファーストフードのひき肉ナンはおいしかった。
バスとタクシーで懸空寺へ。
絶壁に建てられた懸空寺に仏教、道教、儒教の塑像。
堅固な城壁に囲まれた、北魏の都大同。
夜間、多くの人々が体操。
ホテルの会話:
ホテルに戻り、明日の目的地である懸空寺への行き方をフロントに聞きます。
フロントは携帯をかけます。
そして、その携帯を私に渡しました。
携帯にでた女性は英語で行き方を説明してくれました。
サービスが良いホテルです。
懸空寺は英語で「hanging Temple」と言うことを知りました。
分かりやすい名前です。
バスでバスターミナルに行き、そこから長距離バスに乗って行きます。
電話後、バスターミナルとバスターミナル行きのバス路線番号の中国名のメモをお願いすると、隣にいた中国人が教えてくれました。
この中国人はこのホテルチェーンのマネージャーで北京から出張で来ていると言います。
今日、このホテルで3組の結婚式があり、その携帯写真を見せてくれました。
3組の花嫁は洋式ウエディングドレスでした。
ホテルの清掃をしている従業員の写真も見せてくれました。
ひき肉ナンの朝食:
翌朝、朝の散歩です。屋台ファーストフード店がありました。

ひき肉を挟んだ、厚めの小さなナン。
おいしかった。
朝食でした。
バスで懸空寺へ:
バスでバスターミナルに行きます。
バスを待っている40歳くらいの男性にバスターミナルの中国名メモを見せて、降車駅を聞きました。
バスの停車駅の表示板を見て、ここかもしれないが、バスの運ちゃんに聞いたほうが良いと、英語で言ってくれました。
バスに乗り、20歳代の女性運ちゃんに降車駅を聞くと、後ろの乗客が早くしろと言われ、運ちゃんからの回答を聞けずに、最前方席に座りました。
赤信号でバスが止まると、女性運ちゃんは英語で説明しようとするがギブアップし、降車駅に着いたら教えると言う。
バスターミナルに着きました。

バス代380円、事前情報では所要時間は1時間20分。
空席が数座席しかありませんでした。
立ち席乗車券はありません。
満席後、乗車しようとしたご老人は乗車を諦めて降車しました。
バスが発車し、1時間が過ぎたころ隣の若者に懸空寺の中国名を見せるともっと先だと言う。
更に30分くらい過ぎたところで、運ちゃんが車を止め、何かを言う。
すると、何人かの乗客が降り始めた。
隣の若者がここだと言うしぐさをする。
降車すると、2台の車が止まっていた。
タクシーの表示はない。白タクです。
白タクの運ちゃんは降車客を2台の車に割り振ります。
帰りは、懸空寺からその近くのバスターミナルまでタクシーで行きましたが、その乗車時間と料金を考えると、バス運ちゃんと白タクが結託しているように見えました。
その近くのバスターミナルから懸空寺まで歩いて行ける距離のようでした。
と言いても白タク料金は600円です。
崖山が見えてきました。

懸空寺が見えてきました。

懸空寺は460年に建造が始まりました。
当時、中国にはいくつかの王朝があり、ここを支配した王朝は遊牧騎馬民族である鮮卑族の北魏でした。
中国の主民族の漢民族ではありませんでした。
その後、漢民族の王朝も仏教を支援しました。
今回、訪問した石窟も同様な経緯です。
懸空寺には、仏教のお釈迦様、道教の老子様、儒教の孔子様の塑像が一堂していると言うことです。

崖にマッチ棒のような柱で支えられている建物です。
これで1500年間耐えたのです。

お寺の前は花畑です。

懸空寺入り口:
階段を登り、懸空寺入り口に到着です。

懸空寺:
更に階段を登ります。
通路は人が一人通れる幅しかありません。
勿論一方通行です。



ここに、仏教、儒教、道教の塑像があります。
中国では仏教、儒教及び道教間で争いがあるようですがここでは仲良くしています。



儒教。

道教。


道教はあまりなじみがないのですが、風水、八卦は道教由来と言います。
帰路:
懸空寺見学も終わり、帰路に着きます。
来たときは、途中でバスを降ろされ、白タクに乗りましたので、帰り方が分かりません。
ここの係員らしき、30歳代の女性に帰り方を聞きました。
まずはバスターミナルに行き、そこから大同行きのバスに乗る。
バスターミナル名を中国語でメモしてもらいました。
駐車場に止まっていたタクシーにバスターミナルのメモ書きを見せます。
料金を携帯の数字で見せます。
450円です。
来たときは300円だったので、首を振りました。
すると、380円になりました。
タクシーに乗り、5分もしないうちにターミナルに着きました。
来た時に乗ったタクシーの半分以下の時間です。
大同行きのバスは1時間に1本でしたが、10分ほど待って、乗ることができました。
来るときも、このバスターミナルまでくれば、懸空寺まで歩いて行けそうな距離に思えました。

何故か帰りのバスはスピードが遅く、行きの2倍近い時間が掛かりました。
市内を走るバスから、古代建築らしきものが近くに見えました。
懸空寺見学後、時間があったので城壁に行きました。
それはお城と言うより壁でした。
大同は騎馬民族の王朝があったほどで中国北部です。
騎馬民族の侵入を防ぐための万里の長城は大同にも走っているようです。

そこには見張り台のようなものがありました。
通りがかりの中国人に登り口を聞きましたが会話が通じませんでした。

夕方、公園ではシニア層を中心に、体操をしていました。
太極拳ではありません。
いくつかのグループがあり、グループにより体操の内容は異なります。
グループの前に置かれたスピーカーからの音楽に合わせお揃いのユニフォーム姿もありました。
時々、お休みをしながらの体操するご年配もいました。
中国人のシニアは元気です。

大同の夜景。

夕食:
最後の夕食は麺でした。



帰国:
ホテルのフロントで空港行きリムジンの発車時刻を聞きました。
便数が少なく、朝一番の7時過ぎに乗ることにしました。
発車場所はホテルの近くでした。
発車時刻、30分前に発車場所に行きました。
リムジンを待っている人は誰もいません。
発車時刻10分前になってもリムジンを待っている人は私だけ。
少し不安になります。
5分前に荷物を持った、服装から中国人と思われる中年男性が来ました。
リムジン待ちのようです。
少し安心しました。
発車時間になってもリムジンは来ません。
中年男性もイライラしているようです。
中年男性と目が合い、お互いにうんざりといった表情です。
発車時刻15分後、リムジンがきました。

旅日記をつけているとおばちゃんが:
空港で時間があったので、旅行日記をつけていると、中年のおばちゃんが私の日記を覗き込み、おばちゃんの仲間に何かを言って、去っていきました。日記をつけている外国人に興味があったのでしょう。完全に観光化された石窟もありましたが、僧侶のいる石窟がありました。
中国では、過去、三武一宗の法難と言われる、歴代皇帝の仏教弾圧がありました。
これらを生き抜いて、現在があります。
これからも生き抜くと思いました。
日本のマスコミから入る日本での中国人マナーの多くはあまり良いものではありません。
しかし、今回の旅行はこんなイメージを払拭してくれました。
これで今回の中国旅行は終了です。
次回はどこに。
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