中国・4大石窟巡り(8)大同・雲崗石窟・現代美術館・仏教寺

アジア

概要:

フライトで蘭州から大同へ。
大同は北魏の都でした。
北魏は4世紀にモンゴル系国家として建国されました。
ホテルフロントの長文を携帯アプリで会話。
バスで巨大な仏陀のある雲崗石窟へ。
中国美術館、仏教寺を通り雲崗石窟に。

大同へ:

最後の目的地、大同にフライトで向かいます。
空港へ列車でいきます。
列車は1時間に1本であり、乗客が予約者のみの列車もあります。
フライトは19時ですが、昼過ぎにホテルをチェックアウトしました。
列車に30分の乗車で300円です。
フライトは搭乗口が変わりましたが、予定通り出発しました。
リムジンバスに乗り、市内へ向かいます。
リムジンの終着駅はホテルに近く助かりました。

大同は中国初めての統一王朝の秦以前からのこの地方の中心都市として栄えました。
大同が国の都となったのは4世紀のモンゴル系国家である北魏の時代でした。
北魏はずっとの仏教国ではありませんでした。
廃仏をした皇帝は道教信者でした。
仏教僧の堕落と側近の勧めがあり廃仏をした皇帝は側近の国史表現に怒り、側近を処刑しました。
皇帝が変わり、仏教信仰が復活しました。
仏教信仰復活後、雲崗石窟が建設されました。
現代美術館、仏教寺を通り、雲崗石窟に行きます。

ホテルフロントで雲崗石窟の行き方:

ここへ来た目的は雲崗石窟訪問です。
早速、雲崗石窟への行き方をホテルフロントに聞きます。
英語が全く通じないため、ホテルフロントは引き出しから翻訳会話機を取り出しました。
フロントは長文を会話機に音声入力します。
翻訳機能は完全ではありません。
もっと短く、会話を確認しながらすれば、短時間で終わる話と思いました。
雲崗石窟へは17路と3路の2つのバスを乗り継ぎ、行くことができます。

雲崗石窟へ:

2つのバスは、それぞれ15円でした。
道路は快適な舗装道路でした。

雲崗石窟入り口:

雲崗石窟の建設は日本に仏教が伝来する約100年前の460年から始まりました。
雲崗石窟入り口に到着しました。
パスポートを見せると入場料は無料でした。
現地人は75円でした。

これまで行った石窟は入口からかなりあり有料の電気カートに乗ります。
でもここは、入り口を入ると、お寺の境内でした。
完全な観光化した石窟とお寺に付随しているような石窟がありますがここは後者でした。
まずは、石柱群がありました。

これらの石柱は下部はこの辺りにはいない象です。

仏教発祥の地のインドの名残でしょうか。

そして、その上には仏陀が沢山彫られています。

現代美術館:

この道沿いに現代中国美術の美術館がありました。

美術品は素晴しく、中国数1000年の伝統が生きているようでホットしました。

お土産屋さん:

この通りの裏道がお土産屋さんの通りになっていました。
実演販売もありました。

飴を温め冷める間にチューブから息を吹き込み造形物を作るお菓子屋さんがありました。

石柱通りを通って、お土産通りに入ったので、お土産通りが終わると入り口に戻ってしまいました。  再度、パスポートを見せて、入場しました。

仏教寺:

お寺の前には橋がありました。

お寺には相談コーナーがありました。
お金を払い、お坊さんと対面し、話し込みます。

ここには安全、健康、幸福などを願い赤い短冊が巻き付けられていました。

そして、チベット仏教の作法である、五体投地を行うためのベットのような板もありました。

次のお寺がありました。

仏像は立像で、その周辺には小さな仏陀があります。

お寺の回りは池になっていました。

池には鯉がいました。

雲崗石窟:

石窟の入り口に来ました。
お寺の奥に石窟の配置はクライマックスを感じます。

突如現れた絶壁には多くの石窟がありました。

無数の無数の仏像がありました。

進むと、4,5階建ての木造りの門構えのある石窟がありました。

この中は撮影禁止でした。
中に入ると、圧倒されました。17mの色鮮やかな仏陀が目の前に追いかぶさってきます。
大きな仏像は遠くから見てその存在を確認しますがここではいきなりです。
首を最大限に後ろに曲げて仏像の顔を拝みます。
その周囲の2mほどの歩道があり回れます。
壁一面に大小の仏陀があります。
圧倒された石窟が今回の旅の最後の石窟になったことに我ながら驚きました。
他の石窟にも仏像はありましたがそれは長い風雪を耐えたものでした。

そして、雲崗石窟のシンボルである、15m高さの石仏が現れました。
主役です。

その周囲には主役を引き立てるように大小の仏像が寄り添っていました。

石窟の中にある仏像の顔の部分が解放されていて、石窟に入らなくても顔を見ることができる、石窟もありました。

高台に小さなお寺がありそこから雲崗石窟の全景が見えました。

雲崗石窟は、石窟、寺院、美術館、お土産商店街があり、テーマパークのようでした。
この日の夕食は牛肉麺でした。
今回の旅の各町には牛肉麺があり、牛肉麺は日本のラーメンのような存在です。

次回は絶壁にあるお寺と大同市街。


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