中国・4大石窟巡り(2)洛陽・龍門石窟

アジア

概要:

北京からフライトで洛陽へ。
洛陽のホテルスタッフと両替のため銀行へ。
朝の体操で元気な中国。
バスで5世紀から造営された龍門石窟へ。
次の目的地、白馬寺へは冷房のタクシーで。

北京の朝食(携帯で伝達):

泊っている、北京空港近くのホテルで朝食をとりました。
そこは、まさに中国のおばちゃんが仕切る、食堂でした。
バイキング形式でした。
せいろの点心のところに行きました。
そこにいた女子大学生が、せいろのふたを開け、トングを渡してくれました。
醤油がありませんでした。
醤油が欲しいと、おばちゃんに身振りしましたが、通じません。
そこで、携帯の翻訳会話アプリに「醤油」発音し、翻訳された中国語を見せると、おばちゃんはすぐ分かりました。
引き出しから、醤油を出して、持ってきてくれました。
ホテルのリムジンバスで北京空港に向かいました。
フライトは北京発洛陽経由の上海便でした。
手荷物検査が終わり、リュックのチャックを閉めようとすると、ほつれた糸が挟まりそうになりました。
糸を切ろうとしますが、切れません。
すると、手荷物検査の若い男性係員がハサミを差し出してくれました。
フライトは予定よりも5分早く出発し、10分早く到着しました。
中国では異例です。
小雨の洛陽空港に着きました。
ホテルまでタクシーで行きました。
タクシーは、メーターを倒さず、料金を言います。
通常料金らしいので、このタクシーで行きました。
途中、運ちゃんは明日の予定を聞いてきます。
1日のタクシー料金300元で観光できると言います。
お断りしました。
ホテルに着きました。
料金前払いです。
ビザカードでの支払いは、ホテルのカード読み取りができず、出来ませんでした。
この会話はフロントの携帯翻訳会話アプリの中国語と日本語です。
私が旅前にインストールした翻訳会話アプリより、かなり正確に翻訳します。
中国元入手のためATMはどこにあるのかと聞くと、30歳前の若い女性フロントが、同行し、案内してくれました。
銀行のATMは英語説明のなかったので、女性に聞き、操作をしました。
現金引き出しは出来ませんでした。
女性はなぜ現金引き出しができないのか聞いてくると言い、銀行受付に行きました。
戻ってきた女性は、ビザのパスワードが4桁と6桁の2種類あり、ここは6桁とのこと。
私のカードのパスワードは4桁です。
中国銀行は可能性があるとのことでした。
この会話の後、日本語に翻訳された会話の携帯を私に見せました。
「お時間を取らして、申しわけありませんでした。」
意外でした。
中国のホテルの中国人フロントから人を気遣ったことを言われるなんて。日本人のようです。
歩いて5分、中国銀行のATMでは現金引き出しができました。
ATMの操作方法の英語説明がオプションとしてありました。
ホテルの支払いが終わりました。
明日の龍門石窟へのバスを使用した道順確認です。
フロントは携帯を操作し、バス停とバスラインを確認してくれました。
バス停を中国語でメモしてもらいました。
食堂もフロントに聞きました。
洛陽市の人口は600万人以上ですが、大都会ではなく、地方の中心都市の感じです。
中国9王朝の都でした。
芥川龍之介の「杜子春」の舞台です。

洛陽の夕食(牛肉麺と餃子):

ホテルで聞いた食堂はすぐ近くにありました。
ここは大衆食堂です。
注文方法と料金の支払い方法を知るために、しばらく店内をうろちょろしていました。
まず、食券を買います。その食券を料理の種類ごとにある調理場のデスクに持っていきます。ここで、料理を受け取ります。そこには写真付きの料理とその名前が掲示してありました。
そこで、料理名をメモしました。地元名物の牛肉麺にしました。
ここは餃子が売りらしい。
食堂の入り口に、餃子を作っている調理場があり、餃子はここで受け取ります。
餃子も注文しよう。
そして、ビール。  
食券売り場に行きます。
牛肉麺を注文し、餃子を注文すると、いくつかと聞いてきました。
良く分からないが、3つ、注文しました。
ビールを中国語で言いましたが、通じません。
食券売り場の一角に冷蔵ケースがあり、ビールが入っていたので、指差し、注文しました。
これで、315円でした。
まず、餃子を受け取るために、道路に面している窓口に列に並びます。
10分後、自分の番書きました。
えらく量が多い。
間違いではないのか。
受け取りを躊躇していると、次の人が餃子を受け取ります。
店員は私にこれだと言います。
餃子の注文は3個ではなく、3人前でした。

餃子を受け取り、店内に戻ります。
牛肉麵の受け取りです。
どんぶりが並べてあり、そこに湯がいた面を入れます。
トッピングとして、牛肉、パクチを乗せます。

牛肉面はちょっぴり辛く、あっさりしています。
日本のラーメンの様にスープにだしを使っていないようです。
美味しかった。餃子は1/3程度頂きました。

朝の散歩(太極拳とダンス):

翌朝、朝の散歩です。
ここでは北京で使えたgoogleは使えませんでした。
SIMを変えたのに。
でも、百度地図(中国版google map。Googleとは関係ありません)は使えました。
百度地図でホテル周辺を見ると公園がありました。
ここに行こう。
公園に行くと、お揃いのユニホーム着た、数十人が中国定番の太極拳をしていました。

別のところでは、ジニアカップルのダンスです。中国のご年配は体を動かすことが好きです。

中国のご年配の方々は体を動かすことが好きです。

龍門石窟へ:

今日は龍門石窟と白馬寺に行きます。
白馬寺は次回ご紹介します。
ホテル近くのバス停でバスを待ちます。
バス停にバスは沢山来ますが、龍門石窟行きの37番バスが来ません。
30分待ちました。
バスを諦め、タクシーで行きました。
多少の渋滞があり、約1時間かかりました。
入場券売り場の前には電気カートがありました。

よくある観光地のパターンです。
電気カートに乗らずに徒歩で行くこともできますが、ほとんどの観光客は料金を払い、電気カートに乗ります。
新しめの門をくぐり、並木道を歩きます。

龍門石窟は、黄河支流沿いにあります。
片側はうっそうとした木々に覆われていますが、石窟側は岩肌がむき出しの絶壁です。
この絶壁に大小沢山の石窟があります。
石窟ですが、洞ではない様式もありました。
龍門石窟は、北魏(北方遊牧民族)が都を現在の大同(最後の目的地の雲崗石窟がある)から、ここ洛陽に遷都した5世紀末(日本は仏教が伝来する50年前の古墳時代)から造営が開始され、完成は400年後です。
絶頂期は唐の時代です。沢山の石窟がありますが、すべての石窟の中に仏像があります。
その数は10万体以上と言われています。
急な階段を登り、見学します。

至る所に石窟です。小さな仏像もあり、これはこれで彫った人の願いが伝わってきます。

洞ではない造りの仏像もあります。

さらに進みます。
ハイライトです。
高さ17mの石像です。
端正な顔立ちです。

石像の顔をアップします。

橋を渡り、対岸に着きます。
対岸から、雄大な龍門石窟を見ることができます。

中国人観光客は沢山いました。宗教色は全くなく、完全に観光化されています。
薄曇りでしたが、気温は30℃を超え、とても暑く、リックを背負った背中は汗でびっしょりでした。
疲れました。  
電気カートで入り口に戻りました。
次回は中国最古の仏教寺の白馬寺に行きます。


コメント