ラオスそしてタイ紀行(1)ルアンパバーン、中学生、プーシーの丘

ラオス

概要:

タイ・バンコク経由でラオス・ルアンパバーンへ。
日本人は現地人と同じ入国審査。
ゆったりとしたホテル。
市内散策。
愛想の良い女子中学生。
プーシーの丘。
2022.12.

旅の目的:

インドシナ半島の海のない内陸国ラオス。
ラオス民族は中央アジアのアルタイ山脈付近から南下し、現在の位置に定住しました。
国境を接する中国、ベトナム、タイ、カンボジアの中で最小の人口はカンボジアの1700万人でラオスの2倍以上です。
大国に囲まれています。
ラオスの最大民族のラオ族は、ラオス国内240万人、タイ北部に1500万人居住していると言われています。
これはフランスの植民地政策でタイから現在のラオスを割譲させた結果です。
チベット高原を水源地とする3つの大河(黄河、長江)の1つであるメコン河がラオスの山岳地帯を流れます。
他民族支配が長く続いたラオスですが、14~18世紀、ラオス民族の王朝が続き、その首都が現在のラオス第二の都市、ルアンパバーンです。
ルアンパバーンの中心部は世界遺産となっています。
あまり知られていない国ラオスの旅行記です。
日本からラオスへの直行便はなくタイのバンコク経由での入国です。
ラオスの2大都市、ルアンパバーン、首都ビエンチャンそしてタイのバンコク、アユタヤを訪問しました。

タイ経由ルアンパバーンへ:

羽田からバンコクへ、バンコク到着3時間後のルアンパバーンへのフライトです。
フライトチケットは別々の購入でしたのでこの乗り継ぎが1つの難関と思っていました。
タイに入国審査を受け入国し、荷物を受け取り、タイに出国する可能性がありました。
入国審査など時間がかかります。
しかし、羽田のチェックインカウンターで最終目的地のルアンパバーンで受け取る手続きをして頂きました。
バンコクからルアンパバーンのフライトが系列航空会社だったことで可能になったようです。
ルアンパバーンまでのフライトチケットを発券して頂きました。
羽田空港を0時20分発のタイ航空の深夜便です。
チェックインカウンターの手続き開始時間前から30,40人の長蛇の列でした。
チェックインカウンターでコロナワクチンの接種証明の確認がありました。
出国手続きは、パスポートをかざし、ディスプレーに対面し、顔認証です。
あっという間です。
搭乗率は90%程度の予想以上の混雑でした。
日本は冬ですが現地は30℃以上、コンパクトダウンジャケットで日本を発ち機内で脱衣しました。

ルアンパバーンのホテルへ:

老人優先搭乗のアナウンスがあったので、80歳くらいのご老人に続き搭乗です。
機内サービスのコーヒーのカップはプラスチックではない地球にやさしいカップです。

1.5時間のフライトでルアンパバーン空港に着きました。

入国審査前に2つの列がありました。
列をコントロールしている係員にパスポートを見せると現地人と同じ列で良いと言います。
西欧人は別の列でした。
パスポート見せ入国カードを提出すると何の質問もなくスムーズに通過できました。
荷物は既に広くないロビーの片隅にあり、最短時間で受け取ることができました。
空港での作業はSIMカードの購入と現地通貨の入手です。
まずは現地通貨の入手と思いました。
荷物受け取りロビーの出口に1軒のSIMカードのお店があり声を掛けられました。
現地通貨を持っていないのにと思ってのですがここでは米ドルで購入ができました。
7日間SIMが7ドルでした。
ロビーを出ると数軒のSIM店がありその価格は5ドルでした。
現地通貨の入手にこれまでの旅行の残金のユーロを使いました。
円安効果を利用しました。
今回の旅行で、残ドルも使用し、円は全く使いませんでした。
ラオスの通貨はキープで、1円が100キープです。
最高額札は1000円で、10万キープとなります。
通貨交換しましたがその時のラオス通貨の最高額札は500円だったので現地通貨の分厚い札束を受け取ることになりました。
ホテルまでの移動手段は乗り合いタクシーです。
この国にはトクトクと言う荷台に幌をつけた安価な交通手段がありますが空港には出入りしていませんでした。
空港から市内まで4km程度でトクトクに出も十分に行ける距離ですが業界の取り決めのようです。
料金800円は現地移動手段としては高額です。
ホテルは大通りから横道に入ったところが入り口です。

ホテルはヤシの木に囲まれた蓮のある池があり南国の仏教国の雰囲気です。

市内散策:

明日からの予定の一部を観光します。
予定していた寺院などは市内にあり事前作成のグーグルマイマップで位置を確認しながら行きます。
便利になりました。
ただ、グーグルマップを見ると位置情報の不足がありますとのコメントです。
グーグルでも情報不足のようです。
大通りに出ると、意外と新しい車が多かった。

人口10万の郡の中心部、ロータリーの交差点はありますが信号機が1つもありません。
車は歩行者との距離は十分に、スピードも控えめでした。

中学校:

途中、中学校がありバスを待つ3人の女子中学生がベンチにかけていましたので写真を撮りました。
驚きました。ポーズをとり、笑顔を作ってくれました。
その中の一人はウインクをしていました。
写真を撮るとその中に一人が「サンキュ」と言いました。
この地域の人に人と接する温かみを感じました。
校庭ではボール遊戯のセパタクローをしていました。

中学校を後にしようとした時、少年がいたので写真を撮りました。
少年も笑みを浮かべてくれました。
きっと良い町だと思いました。

後日、子供たちを写真に収めようと思い、登校時間に中学校に行きました。
すると、多くの生徒がバイク通学でした。

バスはありますが限られた区域のみです。
通学圏はかなり広範囲のためバイク通学する生徒(中学生)が多いと言います。
そして、バイクは駐車料金が必要です。
薄い口紅の女子中学生も多数いました。
どうも、ここは富裕層の子女の学校のような気がしました。

時間がたち、生徒が校庭に集まってきました。

国旗掲揚が始まるようです。
すると、教員らしい若い男性が近付いてきて、あなたは今ここにいることができない、と校庭にいる私に言いました。
ここを立ち去ることにしました。

プーシーの丘:

頂上に寺院のある、ルアンパバーンを一望できるプーシーの丘に向かいます。
この丘は王宮博物館の前が入り口です。
頂上は道路からの高さが150mあります。
段差の大きな階段を登って行きます。

ルアンパバーン中心部はメコン川とメコン川に注ぐ支流に挟まれています。
頂上から支流付近の民家が一望できます。

メコン川沿いの町並みです。

頂上には黄金色に輝く仏塔があります。

仏塔に中には黄金色の大きめの仏陀を中心に多くの仏陀が寄り添っていました。

国立博物館:

王宮跡の国立博物館です。
荷物を預け、靴を脱ぎ、館内は撮影禁止でした。

夜明け前から始まる托鉢を見に行った時、王宮はライトアップされていました。

次回はルアンパバーンの寺院巡りです。

コメント