インド:ヒンズー教聖地と仏教遺跡(2)バラナシ

アジア

概要:

インドのバラナシ。
主にヒンズー教の聖地です。
ここで人生のイベントである死(火葬場)、朝と夜の祈り、沐浴、結婚式を見ることができました。
リズム感のある音楽ともに始まる、民衆と一体となった夜の祈りは胸を打つように感動的でした。
ガンジス河からの日出に始まる朝の礼拝はインド民衆の心でした。
俗世界と縁を切った修行者がいました。
路上で、無料の薄いカレー味のお粥を頂きました。

ガンジス河の沐浴:

ガンジス河の沐浴場まで、民泊から徒歩1分です。
早速、沐浴場に行きます。
沐浴場は、川岸に階段があり、階段を降りると河の中に入ることができます。
河の水につかるのが沐浴です。

老若男女、この水につかり、鼻をつまんで水中に全身を没します。
ガンジス河の水温は、手を入れると冷たくはなく、20℃くらいと思います。
ヒマラヤ山系を水源とするガンジス河もここまで来ると暖かくなります。
外気温は30℃くらいですので水温は気持ち良い温度のようです。
バラナシは聖地ですので、地方から多くの人が来ているようです。
沐浴はあこがれの儀式のようです。

所々の建物の壁にヒンズー教の神々が祭られています。
バラナシは仏教の雰囲気は感じられませんでした。

牛たちは食料の草もないところでのんびりとしていました。

火葬場:

沐浴場の最下流に火葬場があります。
撮影は禁止と言うことなので、火葬場の入り口手前で写真を撮りました。
すると、30歳過ぎの男性が近付いてきて、しっかりとした英語で撮影禁止と言います。
でも、撮った写真の削除は求められませんでした。

30歳過ぎ男性は、誰でもここで火葬される。
案内をすると言うのですが、後が怖かったので、遠慮しました。
今考えると、この提案を受け入れればと思いました。
多少のお金を要求されても見る価値があるような気がしました。
次の日、周遊ボートに乗って、この周辺に来ました。
何人かは火葬場の写真を撮っていましたので、私もパチリしました。
火のあるところに死体があるようです。

おめかし:

ここに来る地方の人たちはおめかしをしてくるようです。

火葬場、晴れ着を見ましたが結婚と思われる様相もありました。
インドは輪廻思想の国ですので死は次の姿の始まりと考えているかもしれません。
新郎新婦は正装のようですが、新婦はベールで顔が見えません。
新郎新婦とその一行はガンジス河に向かい手を合わせます。
ここには、人生すべてのイベントがあるようです。

小さな女の子がピアスをしていました。

全裸の白塗り修行者:

ここには、全裸の全身白塗りをしたヒンズー教の修行者サドゥたちがいました。
彼らは俗世間と縁を断っていると言います。

この修行者たちにお布施を上げる人たちは修行者の前で傾頭し、傾倒した頭を修行者たちが触ります。
神の加護があるのでしょう。

タバコのようなものを吸っている全裸全身白塗り修行者の回りは、煙が立ち込め、その煙が風になびく先の人々は煙を避けてしまいました。
大麻かも知れません。

いろいろな商売?:

ここには毎日大勢の人たちがくるので、商売のチャンスでもあります。
ある初老の男性は、握手を求めてきます。
握手すると手の指圧をします。
そして、肩とかのマッサージをしませんかと聞いてきます。

容器を持った、化粧をした7,8歳の女の子がいました。
人に容器を差し出し、お金を要求します。
でも、単なる物乞いではありませんでした。
写真を撮ろうとすると、ポーズをとります。

ガンジス河遊覧:

ガンジス河にはたくさんの大小の周遊船があります。

私は数10人乗りの比較的大きな船に乗りました。
ティーを売りに来たので、レモンティーを買いました。
ティー売りも各船を回り、大忙しです。
出航前、係員は手でエンジンを始動します。

ここで1つの謎が解けました。
2リットルくらいのポリタンクを売っている、出店がありました。
どうしてポリタンクを売っているんだろう?
このポリタンクを持ったお客さんがいました。
お客は空のポリタンを船の係員に渡します。
しばらくすると、水の満たされたポリタンクを係員が持ってきて、客に渡しました。
ガンジス河の水です。

日没後の礼拝:

陽が落ちる頃、礼拝が始まります。
人が一杯です。
沐浴場の最前列に衣装の男性が5人います。
男性の髪型は僧には見えません。
スピーカーから大音響のお経?です。
それは、日本の抑揚のないお経とは違い、人々を興奮させるようなリズム感があります。
これに合わせ、皆さん、手を上げます。
そして、手拍子です。
子供も手拍子です。
手拍子には2種類あるようです。

これが礼拝なのか熱気に包まれます。
手拍子が終わると、5人の男性のパフォーマンスが始まります。

これを見ているのは、陸上からだけではありません。
ガンジス河に大小たくさんの船が人を乗せ集まります。
男性パフォーマーは手に持つものを替えて、続けます。
しばらくすると、寄付金を募る人が客席を回ります。
このイベント関係者のギャラでしょうか。
小一時間、これを見ていましたが終わる気配はありません。
私は、ここを後にしましたが、帰る人はほとんどいませんでした。

朝の礼拝:

翌朝、日の出を見ようとガンジス河のほとりに行きました。
まだ日が昇る前、ここでお祈りがありました。
既に大勢の人がいました。

火がともされた壺の前で、衣装の男性が貝の笛を吹きます。
それは神に知らせているようです。

人々はその火からご利益を受けようと、火に手を合わせたり、火を自分に呼び寄せます。

日の出です。
ガンジス河には霞がかかり、はっきりとした輪郭を見せる太陽。
太陽の前で鳥が群れます。
太陽、鳥そして礼拝者が一体になります。

バラナシ市内:

朝の散歩です。
沐浴場から階段を上がると、そこはマーケットです。

大通りは材木が中央分離しています。
と言って、交通方向が制限されているわけでもありません。
分離材木付近に座っている人々がいました。
乞食と思いましたが、そうではないようです。

無料の朝食:

しばらく行くと、人盛りがありました。
男性が大声で何かを言っています。
この男性と目が合うと、男性は英語で無料の食事だから食べて行けと言います。

周囲を見ると、乞食ではない一般の人々も食べています。
未だ朝食をとっていないし、どんな味だろうか興味がわいてきました。

紙の小皿によそってくれました。
木のスプーンです。
大皿のご飯を手を使い食べている人に混じっていただきました。
薄いカレー味のお粥に近いご飯でした。
美味しかった。
食事後の胃腸が心配だったので、半分だけ頂きました。
その後、胃腸は何ともありませんでした。
この炊き出しは、ヒンズー教の神が描かれている前でした。
男性の説明によると、ヒンズー教の神の施しで、朝から晩まで行っているとのこと。

次はお釈迦様初説法の場所、サルナートです。

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